みなさん、こんばんは。

先週、念願のレーダーサイト視察を行いました。

場所は北海道・襟裳分屯基地です。

お陰様で天気にも恵まれました!

この視察のために朝5時半に起き、6時台に家をでて7時台の飛行機で

羽田空港⇒帯広空港へ。

そして、そこから襟裳分屯基地まで車で移動。

なんと、基地についたときにはお昼でした!!!!

 

そうなんです、レーダーサイトというのは往々にして

いわゆる“特地”、ひらたく言うと“僻地”、もっというと“陸の孤島”の場合が多いのです。

 

そういう自然そして生活環境厳しい中にもかかわらず、

まさに24時間365日体制で空の守りにあたってくれている隊員の姿を視察に伺ってきました。

 

“特地”というのは、防衛省用語ではなく

人事院によって定められたルールにのっとり級別区分が決められており、全省庁一律ルールのもと分けられています。

 

特地勤務の職員のなかの実に、69%が自衛隊員です。

そうなんです、それだけ自衛隊は厳しい場所での勤務。

その中でも、

23% 陸上自衛隊 

7% 海上自衛隊

39% 航空自衛隊

となっています。

 

居住スペースも視察させていただきました。

2人だったり4人だったり、複数人で一部屋をシェアという感じです。

 

特地はその区分に応じて、手当も支給をされます。

また、寒冷地手当などもそうです。

しかしながら防衛省が抱えている問題は、その区分にこそあります。

 

と、いうのも寒冷地手当は過去30年の平均気温や積雪量をもってして決めるのですが、そのデータは気象庁観測データです。

レーダーサイトはその特性から、どうしても中心部から遠い、

またその中でも更に車で何分、何十分と山を登り…といった場所で運用がされています。

 

勤務環境、そして生活環境も大変厳しいのが常という現状です。

学校、病院なども自治体によっては揃っていないこともあり、

家族連れにも厳しいことも多々あります。

ちなみに、襟裳分屯基地は携帯電話の不感地帯でもありました。

(任務上はもちろん情報インフラしっかりしておりますので、あしからず)

インターネットさえも十分につながらない、では今のご時世なかなか厳しいものがありますよね・・・

 

こうした公私ともに厳しい環境に身を置かざるを得ない環境が、

若年層の離職率にもつながってしまいます。

 

どこに配置されても、国防という崇高な任にあたっていることはまぎれもない事実です。レーダーサイトの存在あってこその空の守りり、私たちが普段当たり前と享受している平和が維持されています。

 

仕事への誇り、そして厳しい任務を終えたあとに

心からほっとできる環境整備はやはり一体のものであるべきです。

 

そのためにも、まずは予算計上がされている

基地等におけるインターネット環境の整備をしっかりと獲得したいと思います!!!!!