みなさん、こんばんば!

これから日露首脳会談が始まろうとしています。

 

歴史を動かすには、並々ならぬ努力が必要です。

これまで数多く積み重ねてきた首脳会談を無駄にしないためにも、ここは歴史を動かす覚悟が問われています。

 

さて折に触れて、

「歯舞、色丹なんて小さすぎる」

「面積にして7%なんて不公平だ」

といった、根拠のよくわからない“面積論”が聞こえてきます。

 

以前もブログで

「また、全国放送のニュースで「歯舞、色丹はたった7%」という報道されておりました。

面積で物事の重要性なり優越をつけるのでしょうか?

面積では一番小さい香川県は、他の道府県より劣るというのでしょうか?

安倍総理が自らの手柄にしたいだけだ、という方もいらっしゃいました。自らのキャリアを輝かしいものにするには、リスクをとらないことが一番です。

領土問題に本気で取り組むということは、政治生命を懸けるということです。

だからこそ歴代総理の中には、領土問題に一切手をつけなかった方もいたのではないでしょうか。もしくは途中で手をひいたのでは」

と、書きました。

今日は、【北方領土の面積と人口の真実】について追記したいと思います。

 参照: 外務省HPより

現状では、人口の多い順に

国後島 8700人、択捉島6400人、色丹島2900人、歯舞群島民間人ゼロ人です。

国後島と択捉島が面積でも人口でも、まさに2トップです。

しかし、1945年時点のいわゆる日本人居住者はどうだったかというと皆さん、思いを馳せたことはありますか?

国後島 7364人、択捉島 3608人、歯舞群島5281人、色丹島1038人です。

そうなんです、言葉を借りると“たった7%”の歯舞と色丹、双方で6300人+が住んでいたことになります。経済活動による交流人口も含めれば、更にその数字は大きくなることと思います。(注:夏場のみ島、冬は根室という生活パターン)

住むには好立地だった、それだけ基幹産業を支える水産資源にも恵まれていたことが伺えます。

こうした歴史的背景を鑑みても、元島民の皆さんが一人でもお元気なうちに領土問題を前進させなくてはいけません。

相手ある外交交渉において、ましては領土問題において、どちらか一方の意見が通るということはありません。それが可能となるのは、正に戦争といった武力による結果しかありません。平和的な交渉によって解決を目指し、それが形になるのであれば、それこそ新たな歴史になります。

感情にまかせるのではなく、耳障りの良いことに流されるのではなく、元島民の皆さんの「まずは一歩でも、半歩でも」という思いに応えるために何が必要なのか。

どんな思いで元島民の皆さんが「まずは一歩でも、半歩でも」と言っているのか。

政府の交渉を後押しするのは世論の理解が必須です。

歴史を動かすのは、私たち国民である、という思いと共に見守り、そして後押ししていきましょう!