みなさん、こんばんは!
今日は、2月7日。北方領土の日です。
毎年この日のブログは、例年根室で行われる
北方領土の日 根室管内住民大会の様子をお伝えしています。
多くの皆さんが一同に会して、北方領土問題の解決を
願いそのために行動していくことを誓ってくださることには
心から感謝申し上げます。
しかしながら、本当であれば
解決を祝しての記念大会を開きたい、
それが元島民のみなさんはもとより、多くの住民の願いだと
強く思うものです。

私が国会議員になってから出席するたびに気になり
挨拶でも“いかがなものか”“地元の気持ちとの解離の証では”と
指摘をさせていただいたこともありましたが
来賓の中には『住民大会の開催をお慶び申し上げます』
という言葉からスタートされる方がいます。

今年も、国会議員の挨拶に、その言葉がありました。

おかしくはないでしょうか。

解決をされていないからの住民大会です。

代理でどなたかが書かせたのかもしれませんが、
どちらにせよ、
大変残念に思ったのが素直な気持ちです。

決意表明では、元島民の中田さんはじめ
青年代表、そして次世代代表の三名からの決意表明が
ありました。

望郷の念をいだきながら、
旅立っていかれた家族や仲間のみなさんのことを、
思いながらも一日も早い解決に向けて
諦めることなく活動していく、との力強い言葉でありました。

外務次官級協議が昨日開催され、
元島民の皆さんの負担軽減のための措置等について
今年も昨年に引き続き実現すべく取り組むこと等が確認されました。

具体的な解決がみえない、
という指摘や批判もありますが
この五年を振り返っても度重なる首脳会談において
今まで実現がされてこなかった
・領土問題の存在にまつわる認識の共有
・平和条約締結への確固たる意思の共有
・“私たちの代での解決”という意思の共有
・空路による墓参
・出入域ポイントの増設
・共同経済活動に向けた協議
・各級レベルにおける会談
・官民調査団による現地調査
・ロシア大統領の訪日
などが積み上げられてきました。

施政方針演説などでも野党のみなさんから
『何もやってないじゃないか』といったヤジなどが
聞こえてきましたが、
北方領土隣接地域に生きるものとして
なら、あなたは何をしてきたのか?
と問いたいです。

共同経済活動も互いにとってプラスとなり、
信頼関係の醸成の一端として位置付けながら
具体的に進めていくことが、何よりです。
政府には一日も早い具体化のために、あらゆる英知を
結集し、入り口での足踏みではなく、
出口に向かっての歩みを進めてもらわなくてはなりません。

明日も党本部にて北方調査会が開かれ、
首長みなさんのご意見を伺うところです。
地域に光と希望をあてるべく、
全力で取り組んで参ります。