今朝の地震で被害にあわれた皆様、
不安を感じられたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。

また迅速な避難のため、尽力された
地域の皆様に敬意を表する次第です。

これから1週間は、余震などの危険もあります。
避難・防災グッズ、家具転倒防止対策、など
できることは、やるべきこと、
そんな意識で行動していきましょう!

さて、日露首脳会談がペルーにて
開かれました。ここでは、プーチン大統領の発言に
注目したいとおもいます。


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※ロシア大統領府サイトより翻訳。

【質問①】
日本の安倍首相との会談において、あなたは、クリル諸島(北方領土)での共同経済活動を提案したと認識しています。あなたが念頭に置いているのは、どのような協力でしょうか?これが第1の質問です。第2に、安倍首相は、平和条約問題の解決における、新しいアプローチの重要性をいつも強調しています。あなたは、どのようなアプローチが新しいと考えますか?そして、あなたにとって古いアプローチとは何ですか?ありがとう。


【回答①】
我々が取り組んでいる根本的な問題について、まさに平和条約締結の準備について、私は、先回りしたいとは、まったく思っていない。日本にとってもロシアにとっても明確なのは、ロシアと日本の間に、こうした条約が欠如していることが、我々(の関係)を前進させ発展させることを阻害する過去の時代錯誤(アナクロニズム)であるということだ。ロシアと日本が地域において完全な唯一のパートナーで、平和条約を基礎とする関係があれば、当然のようにお互いを補完できるのであるが、残念ながら、これまでのところ(平和条約は)存在していない。

ロシアも日本も、こうした条約の締結を望んでいる。そこに至る道は簡単ではなく、我々は、かなり以前からこのことに取り組んでいる。この問題の歴史を遠く遡ることは望まれていない。それにも関わらず、我々には、あなた方の(日本側の)立場は明白である。

クリル諸島に関しては、第2次世界大戦の結果であり、今日においても、第2次世界大戦後の国際文書で確立されたロシアの主権の領土であると我々は、考えている。

しかし、我々は、日本のパートナーと対話を行う用意がある。我々は、さまざまな可能性のバリエーションについて話をしている。1956年に調印されたソ連と日本の間の文書(日ソ共同宣言)では、日本に2島が返還されることが前提となっていることを想起されたい。何を基礎として、これら2島がどこの主権となるのか、どのような条件で引き渡されるかについては記されていない。我々は、4島について言及する日本側の立場を知っている。これは、すべて我々の交渉の対象である。

しかし、もう一度、強調したいのは、ロシアも日本も、平和条約の締結を心から望んでおり、それをどのように行うかの道を探している。何が古いアプローチで、何が新しいのか、私はわからない。私にわかることは1つだけだ。それは、その意欲(平和条約を締結するという意欲)を、あらゆる手を尽くして支えなければならないということだ。

何を基礎にして合意に達するのか?それは、お互いの信頼感を基礎とすることであって、信頼感を達成するための道の1つは、協力の拡大だ。まさに、このために、日本の安倍首相は、ビジネスや経済関係を拡大させる自らのプログラムを提案した。彼の(安倍総理の)プログラムは、8つの項目から成っている。これは、(クリル)諸島だけでなく、ロシアと日本の間の全体における大型プロジェクトの実現についてである。

我々は、直近の(今回の)会談で、(クリル)諸島において共同で行うことが可能かどうかについて話し合った。それは、経済と人道的問題の解決についてである。しかし、まだ、これについて話すのは、最終的な合意がない中では、時期尚早だ。

我々は、外務省レベルの接触を継続している。対話は、日本側のイニシアチブで再開した。私の日本訪問が実現したら、これらすべての一連の問題を、私の訪問の際の会談(首脳会談)の基礎とすることで合意した。

【質問②】
12月にあなたの日本訪問が予定されている。あなたの日本訪問の準備状況をどう評価しているか?これが第1の質問です。そして、第2の質問。2年前、あなたは、「パック(アイスホッケーの)は、日本側にある」と述べた。あなたは、「パック」は、すでに少し動いたと考えるか?ありがとう。


【回答②】
日本との次のコンタクトで我々が合意することについてだが、私の見たところ、すでに相互関係において何らかの動きがあるという兆しがある。準備については、始まったばかりなので、まだ、それについて話すのは時期尚早だ。我々が日本の友人たちと行っている平和条約締結についての議論は、ある程度の進展をしている。

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