■文化会館内の博物館の展示見学

国後島の文化会館は2014年2月にオープン。

博物館が建物の老朽化に伴い、移築。

文化会館の隣に建設、来年にはオープンの予定。


博物館を代表して説明して下さったユーラさんは毎回

国後を訪れるたびに迎えてくれる方の一人です。

ビザなし事業で北海道や本州も訪れた経験があり、

日本語も勉強されており、今回も日本語を交えながら

説明をして下さいました。

国後島内の動植物の写真などが、このように

貼ってありました。

本来の博物館はアパートの地下、のような場所で

見るからに保存状態も悪く、かつ建物の老朽化が顕著でした。

どのように生まれ変わるかわかりませんが、

午前中のソロムコ地区長の話にもあったように建造物の

建て替えや住み替えが盛んであることは間違いありません。


同時にクリル発展計画をどのように、何に使うのかを提示

していく必要があり、公共施設などがその先頭をきっていく

のだと思います。


壁の写真の中には、「アイヌ」の紹介もありました。

通訳の方によると、“原住民”という言い方であり

“先住民族”という説明にはなっていないそうです。


ちなみに、

日本ではアイヌ民族は日本の先住民族である、

という国会決議がすでに行われています。

つまり、

日本の先住民族・アイヌ民族は島で長くから生活をしており、

文化や歴史を築いていた、ということができます。

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行政府訪問や博物館での話を聞きながらも、

クリル発展計画ではスポーツ施設、文化施設などの

建設が相次いでいます。

やはり、若年層の人口流出を危惧しての取り組みと

言えるかもしれません。

島には大学など、高度専門知識が習得できる教育機関

がなく、高校を卒業すると同時にほとんどの若者が

島を離れます。


日本も同様な課題を抱えていますが、

やはりこれからのキーワードの1つが「若者」

もっといえば「未来への投資」ということなのかもしれません。

街を歩いていても、去年はなかった遊具や公園が

目立ちました。

そうそう、

ケンケンパ?!は世界共通らしいです!




 

 

 



 



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