石炭セミナーin釧路が15時~16時30分まで

釧路プリンスにて開かれました。

美唄出身、北大卒、そして現在は九州大学教授である

清水一史先生による

「東南アジアと釧路・石炭~発展するASEANとKCM~」

という講演がありました。




ASEANといえば

・世界の中の成長地域

・中間層および富裕層の増加

・ASEAN自由貿易地域(AFTA)など経済統合の代表

そしてその中のベトナムといえば、KCMが長年に

わたって技術移転や研修性受け入れなど交流ある国の1つです。

ベトナムは、若い人口が多いことが特徴で

故に今後の成長可能性が著しいと、指摘されています。

そのベトナムにおいて、

「現在半数を占める露天掘炭鉱

が10年以内に姿を消し、坑内掘に移行される」

とのこと。

つまり、坑内の深部化などによって保安対策がカギと

なってきます。

そこで長年の実績と交流がある、生きたヤマである

KCMの熟練技術などが、ここでも期待されています。

2019年を目途に動き始めた、釧路の火力発電事業。

超えなくてはいけない壁もありますが、

ここ釧路が産炭地から、採るだけじゃない発電もする、

いや海を超えて技術提供や、CO2排出削減の研究の

メッカになる大きな大きな可能性を秘めています。

石炭は古いエネルギーというイメージがあるかも

しれませんが、エネルギー基本計画でも石炭は

ベースロード電源としても重要な存在であることが

示されています。

釧路という地域経済の問題だけではなく、

これからのエネルギー政策を考えていく上でも

そして世界に誇る技術大国日本としても石炭による

火力発電は今後とも重要な意味がある、と

大局観を持って検討していかなくてはいけません。

そういう意味でも、国政の場でしっかりと

議論そして然るべき予算措置などが確保されるように

引き続き取り組んでまいります。