みなさん、こんばんは。

今日は朝から根室市に向かい、台風23号の

被害を受けた皆さんへのお見舞い、そして被害状況の

確認や求められる対応などを伺ってきました。


朝早くから市役所の皆さんたちが

掃除の手伝い、消毒、ゴミ出しなど懸命に作業に

当たっていらっしゃいました。

本当に頭が下がります。

こうした姿を多くの市民が見ており、また忘れない

と思います。



以前の高潮、豪雨の時にも伺った緑町にある

お蕎麦屋さんです。去年の12月は年越しそばが全てダメに。。



あの時の教訓をいかし、原材料から畳から、手当たり次第

水、いや海水に浸からないように上に上にと積みあげていました。



こんな大きくて思いものも、こうしてテーブルの上に。

土嚢を並べるのも、こうしてエアコン、プリンター、

ありとあらゆるものを積み上げる作業は本当に

骨のおれる作業でもあります。



この9か月間で、3度も冠水の被害にあっている

緑町地域です。


「とにかく、どうにかしてくれ」

「また冠水するってことは何もやってないじゃないか」

厳しい叱責、いや素直な思いをぶつけられた方もいらっしゃいました。


国交省のポンプ車も後の片付けなどでは確かに

役だった面もあったかと思いますが、

冠水を未然に防ぐことにはつながりません。


毎回毎回、「歴史的な雨」「観測史上最大の雨量」

「満潮と高潮が同じ時間帯に・・」などと、

確かに未曽有の災害が相次いでいます。


正直、「なんでまた・・・・」

「自然災害ってわかるけど、でもなんで・・・」

「簡便して・・・」

こんな思いが募ります。


厳しい声をかけられるだけ、

政治が求められているんだ。

と、自分に言い聞かせながら、目の前の課題から

目の前の正直な声から逃げることなく

最後の最期まで向き合っていきたいと思います。


そして、落石漁協近く浜松地区にも行ってきました。

小型の船が2隻大破、転覆してしまいました。


指を指している方向にテトラポットが見えるかと

思います。



本来であれば丘のように重なっているべきところが、

波のせいで平べったく崩れてしまっています。


そもそもテトラの位置が浜に近く、逆に砂をためて

しまう構造になり、結果波が上がってきたときに

その砂の上を波が走って民家の方へと流れてきてしまう

悪循環が。。。


まずは、テトラを積み上げ直すことを所管官庁へお願い。




これからも例え

「被害が出てから回ってきても遅いんだよ」と言われても

私は地域を周り続けます。


確かに、被害が出た後はあくまでも“被害対応”になって

しまい、“被害防止”ではありません。


しかし「何か言われる・・・」と思って逃げていては

何も動かないだろうし、

現場を実際に見ることで要請活動をするにあたっても

強く正確に訴えることができます。


この被害、これからの街づくり、防災対応は

まさに与野党を超えてALL根室、ALL道東で声を

あげていかなくてはいけません。


地域のために、しっかりと汗を流してまいります。