➡引き続き、国後リポートです。
*古釜布日本人墓地墓参
古釜布の日本人墓地へ。
📷古釜布の日本人墓地
実はここの手入れをしてくれている
皆さんに感謝を示すためにと“草刈機”を父が
贈呈していたのですが、
その草刈機が調子が悪くなったとのこと。
去年、訪れた際に聞いていたので今回、
新しい“草刈宗男”を2機もっていきました!!!
📷草刈機
これまでも手入れをしたり、修理をしながら
使ってくれていたそうですが、
忘れてなかったんだね、と喜んでもらえたようです。
前回も書きましたが、ここに来ると
改めて“ふるさと”について考えさせられます。
私たちが墓参をした日本人墓地の隣にはロシア人墓地。
まず目に飛び込んでくるのは、、、
そうなんです。
ロシア人墓地に関しては手入れがなされていません。
「もうこの人達の家族は、島に残っていないから」
との説明でした。
お参りしたいのにできない元島民の皆さん。
毎回、どんな思いで手を合わせられるのか。
四島の解決はもちろんですが、そのためにももっと
今まで以上に自由に往来できるような環境にしなくて
いけません。
それにしても、墓参で訪れる一行のために
手入れを続けてくれているロシア人島民の皆さんにも
感謝するものです。
*夕食交流会@友好の家
この日は、国後にて夕食交流会。
ずっと船での生活だったので、丘の上での時間に
みなさんもゆったりできたかと思います。
今回は徳島の皆さんが、阿波踊りを披露して下さい
ました。太鼓やカネなど鳴り物もあって、賑やかさと
迫力のある時間でした。
そして、2年前に動画で私も投稿しましたが
ロシア人島民による日本語の歌の披露。
やっぱり、いつ聞いても、何度聞いてもうまいっ!
そして面白い出会いがありました!
それは夕食交流会での一コマ。
私の目の前に座っていた女性が何とも見覚えが。
私:そういえば、札幌で来年度事業計画の打ち合わせ
に来た時に食事しましたよね?
彼女:わたし、札幌には行ったことがないんです。
私:え?あれ東京でしたっけ?いや、札幌だったような・・・
彼女:あっ!!!もしかしたら、それ私の妹じゃ?
彼女もサハリン州で働いているから!よく似てるんです。
合点がいきました。笑
それにしても、良く似てる美人姉妹でした。
そして、今回驚きだったのは
船に戻らないといけないために、いつも日が暮れる前
には島を離れていました。
しかし、今回は・・
「9時までいいよ」とのこと。
臨機応変な対応、柔軟な対応に驚きと
感謝です。
今回は、とにかく
ラッキーというか、巡りあわせに驚くことばかり。
これもやはり、
外交の、つまりは人間関係や信頼関係の
積み上げか、と学ぶ実り多き訪問がスタートです。
次は、色丹についてリポートします!