○鈴木(貴)委員 遠藤審議官には、先月三十一
日にも、根室の方で水産関係の皆さんに直接説明
会などもしていただきまして、その尽力に対して
も私も感謝を申し上げるとともに、引き続き強い
態度でこれに向き合っていただきたい。
また、この中型のサケ・マス漁船と俗に言われ
るものなんですけれども、これは実は、もう昨年
の秋から皆さん準備に入られるんです。網をかえ
るのに二千万、三千万と、既に準備をしている。
もしこれが今現在交渉のめども立たないとなれば、
実際にこの二千万、三千万かけたものはどうして
いくんだ、どうやって生きていくんだ、どうやっ
てこの地域を守っていくんだ、こういった問題に
つながってくる、これは非常に大きな大きな死活
問題であるという点を改めて強調させていただき、
また、遠藤審議官もそうでありますし、また、交
渉事でありますから外務省、そしてまた所管の大
臣にも、改めてこの問題、強い態度で臨んでいた
だきたいと思います。
大臣、一言だけ、この法案に対して日本政府と
して、どのような立場で、今後どう取り組んでい
くのか、決意そしてまた予定のほどを伺わせてい
ただけますでしょうか。
○岸田国務大臣 日ロ間の漁業協力、これは大変
重要な課題であり、そして、本件につきましても、
漁業のみならず、加工業者あるいは地域経済にも
影響が考えられる、重要な案件であると認識をい
たします。
まずもって、法案の審議状況につきましてしっ
かり情報収集を行うとともに、何よりも、我が国
の漁業者の方々が漁業を継続できるように、しっ
かりと取り組んでいかなければならないと存じま
す。問題の重要性をしっかり認識した上で、全力
で取り組んでいきたいと考えます。