質問)平成27年2月25日提出

答弁)平成27年3月6日受領



「竹島の日」記念式典に関する再質問主意書





 本年2月22日、竹島返還要求に取り組む島根県が条例で定めた「竹島の日」に、同県などが主催する記念式典が開かれた。条例制定後10回目となる記念式典で、政府派遣の松本洋平内閣府政務官は「国際法上、わが国固有の領土で重要な課題。冷静かつ平和的に解決するため全力で取り組む」と述べたと報道されている。

 右と、「前回答弁書」(内閣衆質189第57号)を踏まえ、質問する。



質問1

竹島問題に対する安倍内閣総理大臣の見解如何。

答弁

竹島は我が国固有の領土であり、大韓民国による竹島の占拠は不法占拠である。政府としては、今後とも、竹島の領有権の問題の平和的解決を図るため、粘り強い外交努力を行っていく考えである。



質問2

竹島問題の現状の問題点について説明されたい。

答弁

竹島は我が国固有の領土であり、大韓民国による竹島の占拠は不法占拠である。政府としては、今後とも、竹島の領有権の問題の平和的解決を図るため、粘り強い外交努力を行っていく考えである。



質問3

政府は、今回の「式典」に松本洋平内閣府政務官を派遣しており、3年連続内閣府政務官を「式典」に派遣したが、その対応で十分であったと考えるか。政府の見解如何。

答弁

これまでも政府は、竹島をめぐる領土問題に関する我が国の立場を明確にする上で、より有効な方策を不断に検討してきたところであり、お尋ねの本年2月22日の出席もその一環としてのものである。



質問4

 前回質問主意書で、当方が「内閣府に北方対策室があるように、同じく竹島対策室を設けるべきではないか。」また、「北方担当大臣をおいているが、竹島問題を担当する大臣を置くべきではないか。」と政府の見解を問うたところ、「前回答弁書」(内閣衆質189第57号)で、「お尋ねの対策室及び大臣は置かれていないが、政府としては、引き続き、竹島問題に関する我が国の立場を主張し、同問題の平和的解決を図る上で、有効な方策を不断に検討していく考えである。」との答弁がなされている。実際に竹島対策室の設置及び竹島担当大臣を置くことが、より竹島問題解決に資するのではないか。政府の見解如何。

答弁

政府としては、引き続き、竹島問題に関する我が国の立場を主張し、御指摘の点を含め、同問題の平和的解決を図る上で、有効な方策を不断に検討していく考えである。



質問5

 「前回答弁書」(内閣衆質189第57号)で、有効な方策を不断に検討していく考えであると答えられているが、いつまでに具体的な検討を行うのか。また、国民に対して進捗状況の説明を行う考えはあるか。政府の見解如何。

答弁

政府としては、引き続き、竹島問題に関する我が国の立場を主張し、御指摘の点を含め、同問題の平和的解決を図る上で、有効な方策を不断に検討していく考えである。



質問6

 1965年日韓国交正常化以後、日韓首脳会談、日韓外相会談で竹島問題を取り上げた事例を全て示されたい。

答弁

 外務省として、外交上の個別のやり取りの詳細について明らかにすることは、大韓民国との関係もあり差し控えたいが、例えば、平成二十五年九月二十六日(現地時間)にニューヨークで行われた日韓外相会談において、竹島問題が取り上げられている。