☆冒頭の自己紹介などは割愛の上、掲載。


○鈴木(貴)委員:改めて、岸田外務大臣、領土

問題、どの領土かというところを具体的にお話し

いただいてよろしいでしょうか。


○大島委員長 岸田大臣、丁寧に答えてください。


○岸田国務大臣: 失礼いたしました。問題の趣旨

を取り違えておりました。

我が国におきましての領土問題、北方領土問題

と竹島問題がございます。


○鈴木(貴)委員: 今、領土問題、いろいろな見

解があるんだよというような不規則発言が耳に入

ったんですけれども、国家主権にかかわるこの領

土問題、さまざまな捉え方があっては、逆に、こ

れは国家主権にまさにかかわる問題であります。

今の不規則発言を聞くからにしても、やはり我々

政治家もしっかりとこの領土問題に向き合ってい

かないといけない、勉強をしていかないといけな

いと、意を強くしているところであります。


➡“領土問題は何か”と聞いただけにも関わらず

何故か後ろから“野次”が。不思議です。

上記のように発言でも触れましたが、

「領土問題には色んな見解があるんだよ」

「その時々で、変わってくるだろ」

といった野次が。

ちょっと待った!!と言いたい。

日本が抱える領土問題がその時々で変わる

ことはあってはならないことです。

言い換えれば、いま日本が抱えている領土問題

は「竹島」と「北方領土」であり、

尖閣も、北海道も、本州も、四国も、九州も、

沖縄も“領土問題”ではありません。

あの予算委での不規則発言をみても、

やはりしっかりと国会議員が領土問題に

関しての勉強を積まなくてはいけません。

まさに、領土問題または交渉においては

“言葉足らずでした・・・”

“私の本意は・・・”と釈明して済むような

話で終わらないことも、過去に多々あった

のではないでしょうか。


○鈴木(貴)委員:

今、岸田外務大臣は、領土問題に、竹島そして

北方領土という名を挙げていただきました。私も、

北方領土返還運動原点の地を地元としている者と

しても質問させていただいているんですが、竹島

問題。

北方領土は、例えば、二月七日、北方領土の日

があります。そして、その日には政府主催で式典

もあります。また、沖縄北方対策の担当大臣もい

らっしゃいます。しかしながら、竹島においては、

竹島の日、そしてまた式典、そして竹島と名の入

った担当大臣の設置がいまだありません。

領土問題は竹島と北方領土であるというのであ

れば、どうしてこういった対応の差が生じている

のでしょうか。


○岸田国務大臣 まず、竹島につきましては、歴

史的事実に照らしても、また国際法上も、明らか

に日本固有の領土であり、我が国はこの問題に関

し、法にのっとり、冷静かつ、そして平和的に紛

争を解決する、これが我が国の考え方、立場であ

ります。

竹島問題は、一朝一夕に解決する問題ではあり

ませんが、大局的な観点から、冷静に、粘り強く

対応していくことが必要だと考えます。

そして、具体的な対応について今御質問をいた

だきました。

御指摘の点も含めて、この竹島問題に対する我

が国の立場を主張し、そして、同問題を平和的に

解決する上で何が有効的な対応なのか、こういっ

たことを不断に検討していかなければならないと

考えます。

そうした検討の上で、具体的な対応を決定して

いかなければならないと考えます。


○鈴木(貴)委員 具体的な対応、こういったと

ころを見詰めていく上でも、やはり担当大臣の設

置というのは一つこれは大事なのではないのかな、

このように思っております。

➡今後、“具体的な対応を決定していかなければ”が

どのように進められていくのか、

注視していきたいと思います。