質問)平成27年2月3日提出

答弁)平成27年2月13日受領


2015年度沖縄振興予算に関する質問主意書



 

 沖縄県宜野湾市にある米海兵隊普天間飛行場を名護市辺野古に移設する政府案に反対し、普天間飛行場の県外移設を訴え、2010年の知事選挙で当選した沖縄県の仲井眞弘多前知事が、2013年12月27日、一転して辺野古の埋め立てを承認した。一方で、昨年1月19日、沖縄県名護市長選挙が執行され、反対する現職が二期目再選を果たした。更に同2014年11月16日、辺野古の埋め立ての反対を訴えていた翁長雄志氏が新たに沖縄県知事に選出された。

右を踏まえ、質問する。




質問1

いわゆる沖縄振興予算は、2011年度から2014年度にかけて継続して増額されてきたものと承知するが、過去の同予算額につき、改めて説明されたい。

答弁

お尋ねについて、各年度の当初予算における沖縄振興予算の総額をお示しすると、平成23年度は約2千301億円、平成24年度は約2千937億円、平成25年度は約3千1億円、平成26年度は約3千501億円である。



質問2

過去に沖縄振興予算が減額となった年度はあるか。あるのなら、その年度並びに理由等、詳細を説明されたい。

答弁

過去10年間において、当初予算における沖縄振興予算の総額が前年度に比べて減額となっているのは、平成17年度、平成18年度、平成19年度、平成20年度、平成21年度及び平成22年度であり、いずれも沖縄振興を推進するために必要な額を積み上げた結果である。





質問3

2015年度沖縄振興予算額は、それまでの傾向とは一転し、162億円の減額となる3340億円となっていると承知するが、確認を求める。

答弁

平成27年度予算における沖縄振興予算の総額は、約3千340億円である。



質問4

2015年度沖縄振興予算が、急きょ減額された理由は何か。

答弁

平成27年度予算における沖縄振興予算の総額については、沖縄振興を推進するために必要な額を積み上げた結果であり、前年度に比べて減額となっているのは、御指摘のような理由によるものではない。



質問5

2015年度沖縄振興予算が減額となった理由は、普天間飛行場移設に関する政府方針と異なる考えを持った翁長知事の誕生と関係があると受けとめるが、政府の見解を明確に示されたい。

答弁

平成27年度予算における沖縄振興予算の総額については、沖縄振興を推進するために必要な額を積み上げた結果であり、前年度に比べて減額となっているのは、御指摘のような理由によるものではない。