みなさん、こんにちは!


昨日は朝8時から、

歯舞、根室、落石、湾中それぞれの

漁港や周辺施設の被害状況の

聞き取りに行ってきました。


こちらは、ウニを一括して育てるセンターです。

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手で指し示しているあたりまで

高潮が押し寄せてきたそうです。


間一髪のところで、水槽の中には入らず

無事でした。


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しかしながら、ボイラーをはじめとして

機械そのものが海水に使ってしまい

応急処置での稼動となっています。


真水ではないため、さび付きも早く

抜本的な対策の必要を感じました。


本来であれば底上げをすることで

全ての機械設備などを高く設置するべきなのですが

建物自体の高さの問題などもあることも

水の浸入を防ぐ囲いでの対応なのか、

それともか底上げなのか、

これから現実的かつ具体的な対応策が

求められてきます。


根室漁組の大坂組合長はじめ皆さんからも

話を伺いました。


オホーツクに面している側はこれまでに経験したことの

ない被害がでており、

被害状況の取りまとめをするだけでも

時間や人もかかります。


組合員ひとりひとりから被害状況を聞き、

記録に残している作業はいまも続いています。


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いまだに、街中に

押し流された船も。

重機の不足などもあり、いまだにこういう

光景が。


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その後は、床丹や春別、

浜松地区の皆さんから話を伺ってきました。


それぞれの地域の皆さんが

待っていて下さり、

「今こそ政治が必要なんだ」という思いを

切実に感じてきました。


これは、「防波柵」。

テトラポット同様波を砕き、あがってくることを

防ぐ役割がありますが

なんと柵ごと流されてしまっています。
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結果、船が子の状態。

「3,4年放置されていたのか、と思うような

光景がここたった2日で起こった」と。


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このネットに入った岩の塊たち。

これだけで10トンほどの重さです。

しかし、波によって横倒しに。。。


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防潮堤の感覚、長さ、

また先ほどの防波柵の構造的な問題など

さまざまな課題が見えてきました。
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基幹産業である水産業をこれからも

育み、発展させていくことが地域を守る

ことです。


担い手に、若い世代に引き継ぐためにも

将来が見える、先がみえる対策や

対応が求められています。