みなさん、こんばんは!


今日は朝から、

阿寒のまりも祭りの1つ

「まりもを送る儀式」が行われました。



まりもを送る儀式は主に、

カムイノミという神事。


そして、

まりも行列があります。


『まりもよ永遠なれ』と願いが込められたまりも

を先頭に湖岸園地へと行進します。


途中、阿寒の大自然を守ってきてくださった

「前田一歩園財団」の前田正名氏の銅像に

挨拶、奉納の舞をおさめました。


この前田正名氏は

「この景観はスイスのそれにも比肩する。

阿寒の山林は切る山ではなく、見る山だ。」


と、自然保護に最初に声を挙げられた方です。


そして声だけでなく、行動は息子さんである

正次、光子夫妻も受け継がれました。



この光子さんは、「阿寒の母」と呼ばれている方です。

なんと、私財を投じて『前田一歩園財団』を設立。


今でも、現理事長の前田三郎氏をはじめ

前田一歩財団のみなさんの存在あっての

今の阿寒といっても過言ではありません。


民間でも、こういう大きな夢と考えをもち

信念をまげずに地域貢献に当たられている

方がいらっしゃることに、感謝すると共に

心から敬意を表するものです。


そして、 その後

まりもを湖に送る儀式です。

カムイノミ(神事)、そして各地から集まった

地区代表の皆さんによるアイヌ民族舞踊の競演。


そして、まりもを乗せた丸木舟が湖へと進み、

エカシの手からまりもが再び湖に返されます。




秋晴れの中で、厳かにまた元気と笑顔あふれる

中、今年のまりも祭りが終わりました。



パラっと雨が降りましたが、

大粒になることもなく秋晴れ、そして時として

恵みの雨ともされる、自然の様々な表情に

見守られたような一日でした。