みなさん、こんばんは。


本日、

袴田議連の緊急役員会を開きました





その後、

14時30分~ 記者会見を開き緊急声明を読み上げました


16時 法務省にて「検察の即時抗告の断念を強く求める」

    という声明文を提出して参りました。


報道を見ていると

「袴田さんは晴れて自由になった」という

印象を抱きますが、

実は検察は不服申し立て“抗告”をして

争う姿勢を見せています。


つまり、再審決定をまた争うことになるのです。


空の下を歩き、空気を胸いっぱいに吸い

唯一の家族であるお姉さんとの再会から

一転、また絶望のどん底に落とす、

ということです。


今回の再審開始の決定をうけ、すぐに法務省そして大臣に

「声明文を受け取って欲しい」との旨を再三にわたり

お願いをしてまいりました。

しかし、大臣の記者会見を見てもおわかりの通り

「所感を述べることは差し控えたい」

の意向から、実現とはなりませんでした。


釈放された袴田さんに対しては

「環境の激変をうまく乗り越えてもらいたい」と述べられるに

とどまりました。


当初は声明文の受け取りは法務省官房長とのことでした、

そこで「なぜ最低でも事務方のトップである事務次官が

対応できないのか」と質問をしました。

返答としては「私が対応をさせて頂きます」の繰り返しでした。

しかし「今、確認します」の後、

事務次官が降りてこられました。


声明文を提出した後、

「事務次官の対応を当初断られていたが、

こうして降りてきてくださった。なぜ、最初から事務次官

対応でなかったのか」と

質問をさせて頂きました。


「色々と仕事がありまして・・・」


その場の10分ほどのやり取りで降りてくることが

できたわけです。


今回のこの異例ともいえる

「捜査当局による証拠ねつ造の可能性がある」

と言及された判決を受けての

あるべき真摯な対応なのでしょうか。


捜査に絶対の自信があるならば、

正々堂々と再審の場で争うべきではないでしょうか?

なぜ「無罪を言い渡すべき新たな証拠」によって

決定された「再審」を拒否するのでしょうか?

何か不都合な点でもあるのでしょうか?


法と正義にのっとって然るべき捜査を

尽くした、

と言うのであればそれは、再審という法定で

しっかりと示すべきです。


検察は決定を最大限尊重し、

静岡地裁の

「捜査機関が証拠を捏造した疑いがある」

「これ以上身柄拘束を続けることは、

耐え難いほど正義に反する」とまで踏み込んだ

事実を重く受け止める責任があるのではないでしょうか。



どうか皆さん、

真実を知りたい、

何が事実なのか?

そう思われたならば、まずは袴田さんの

再審が地裁の決定通り行われるよう

みなさんの声を寄せて頂きたいと思います。