ブログでも何度もとりあげてきた「証人テスト」

昨日も、袴田さんの有罪確定の理由の1つと

なった「証言」が“証人テストでの誘導尋問”

が原因だったのでは、という話を報告しました。


先日の新聞でも取り上げてもらいましたが

私が提出した質問主意書に対しての

政府の答えはこうです。


1~7まで質問はあるのですが、

最後の質問7を抜粋して。



《質問》

いわゆる「証人テスト」に関する質問主意書


七. 

二〇一〇年、大阪地検特捜部の検事が証拠を

改ざんした事件を受け、

法制審議会における検察改革が進められ、

取調べを録音・録画するといった可視化措置も

実施されるようになった。

しかし、証人テストは可視化の対象とはなっていないと

承知する。

朝日記事の内容にあるように、証人テストが、

検事が証人となる者に事実でないこと、

またはある特定の内容を証言させる誘導の場となっている

事例に鑑み、右も可視化の対象とすべきであると考えるが、

政府の見解如何。


右質問する。



《答弁》

いわゆる「証人テスト」に関する質問に対する答弁書

について

 一般論として、検察当局においては、

証人が体験した事実、記憶状況、表現能力等について

十分確認するなどして、いわゆる証人テストを適切に

実施しているものと承知しており、

仮に不当な証人テストが実施されることにより証言の

信用性に問題があると疑われる場合には、

証人尋問において、その経緯等が吟味されるものと承知している。

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これだけ“誘導尋問”や“ねつ造”

密室の中での脅迫まがいの自供などが原因による

冤罪問題が明るみにでているにも関わらず

「反省」「検証」といった言葉は1つもありません。


また証人尋問で質すことができる、と答弁にはありますが

そもそも論として

権力を使っての偽証行為はとりあえず黙認、

ということなのでしょうか。


根本の原因、問題の根幹からの見直しが

必要なのではないでしょうか?

そのための可視化を訴え、諮問会議まで

設立されているのではないでしょうか。


まったくもって、納得が

いや理解が、共感が、できません。