みなさん、こんばんは。
今日は、
政府主催、また
天皇皇后両陛下のご臨席を仰いで挙行された
「東日本大震災3周年追悼式」に
行ってまいりました。
岩手県、宮城県、福島県のからそれぞれ
代表の方が遺族代表として言葉を述べて
いらっしゃいました。
岩手県の淺沼さんは、当時25歳だった
息子さんを亡くされました。
地震が発生して、息子さんがいるであろう
避難所に駆けつけたそうです。
そして、そこで息子さんは
周りの皆さんを避難所へと誘導するなど
駆けつけたお母さんにも
「無事でなにより」と声をかけてくれたそうです。
息子さんの無事を確認した後、
今度は娘さんとお孫さんの安否を確認しようと
自宅へ向かったそうです。
みんなの無事を確認。
いつものように元気な声で「ただいま~」と帰って
くる息子さんを待っていたといいます。
しかし、2日たっても帰ってこない。
3日たっても帰ってこない。
10日が過ぎ、息子さんと対面できたのは
遺体安置所だったそうです。
「無事でなにより」と声をかけてくれた息子さんがいた
避難所さえも津波は飲み込んでしまったそうです。
地域の1人として消防団の一員として
最後まで周りの人を誘導していたのであろう
25歳の息子さん。
述べられていた言葉には、こんな一文が。
「母はあなたを誇りに思います。」
どれだけの苦しみと、涙と、時間を超えて
生まれた言葉なのかはわかりません。
だからこそ、余計に、
選ばれた、紡がれた言葉に思いを感じます。
記憶を記録に残すこと、
どうしても人間は忘れやすい動物です。
あの日、あの時感じた何かを残し伝えて
いくことの大切さを考えたいな、と思いました。
3.11。
それぞれの3.11。
そして、これからの3.11を考えていきたいと思います。