みなさん、こんばんは。
第186通常国会が24日召集された第186通常国会をうけ、
安倍晋三首相は施政方針演説を行いました。
そこで私なりに思ったことを今日は書いてみたいと思います。
気づかれた方も多いと思いますが、第2次安倍内閣になって
一貫して総理は「~~しようではありませんか」と
いった呼びかけの多用を用いられていました。
第185回臨時国会でも
「皆さん、ともにこの道を進んでいこうではありませんか」
「日本が力強く成長する姿を世界に発信していこうでは
ありませんか」
にはじまり、人差し指を掲げてのボディランゲージなども
積極的に使われることが印象的でした。
今国会では、そうしたボディランゲージは封印されたよう
ですが、呼びかけの多用、また同じ言葉の繰り返しを
用いて「印象に残る」演説スタイルを意識されていたの
だと思います。
また、市井の人々の活躍ぶり、総理の元に届いた
子供からの手紙の紹介など、
国民と政治・もしくは安倍政権の”結びつき””距離感”
を感じてもらいたいという狙いを感じました。
やはり、年末の「特定秘密保護法案」における強行採決
や国会周辺のデモや集会に関して
「
発言での国民の反応をうけて
市政との”ねじれ”解消を、国民の皆さんからの理解を
得ようとされているのかな、と感じました。
また、総理は「可能性」「やればできる」という言葉を
各テーマで繰り返し使われました。
最初の「はじめに」の終わりはこう締めくくられています。
『2020年、そしてその先の未来を見据えながら、
日本が新しく生まれ変わる、
大きなきっかけとしなければなりません。
その思いを胸に、日本の中に眠る、ありとあらゆる
「可能性」を開花させることが、安倍内閣の新たな国づくりです。』
東京五輪開催という明るいイメージ
何かが起こるという高揚感をまず打ち出すことで
something newの雰囲気づくりを感じました。
具体的な繰り返しフレーズの例は、
①昨年、外国人観光客1千万人目標を達成いたしました。
(中略)
やれば、できる。次は2千万人の高みを目指し、
外国人旅行者に不便な規制や障害を徹底的に洗い出します。
②やれば、できる。2020年の東京オリンピック・パラリンピック。
③やれば、できる。2020年を目標に、中学校で英語を使って
授業するなど英語教育を強化します。
④(ネルソンマンデラ大統領の言葉を引用した後、)
「不可能だ」と諦める心を打ち捨て、わずかでも
「可能性」を信じて、行動を起こす。
⑤元気で経験豊富な高齢者もたくさんいます。
あらゆる人が、社会で活躍し、その「可能性」を発揮できる
チャンスを創る。
⑥「可能性」に満ちた若者たちを、
グローバルな舞台で活躍できる人材へと育んでまいります。
などです。
”やればできる”確かに大事なモチベーションです。
裏を返せば”やってみないとわからない”だからこそ
”やらせて欲しい””法案を通させて欲しい”という意味も
含まれていると思います。
初めて「集団的自衛権」について施政方針演説
でも触れられました。靖国参拝には国内はもとより
世界から反応があった中での今国会。
一番大事なのはそのために開かれた、
自由と民主主義にのっとった議論です。
私たちは国民の代表である、それぞれの国会議員
は国民の思いを、痛みをうけて発言しています。
また、その自覚を今一度考える国会だと思います。
建設的な話し合いを、議論の中で
本当に必要な、今を、未来を明るく、また安心安全な
社会にできるよう党派や会派を超えて取り組んで
いきたいと思います。
正直に生きる者が、働く者が報われる社会のために。
新党大地は働いて参ります。
働くことの尊さを皆さんと一緒に築いてまいり
たいと思います。