『いろんなことと格闘し続けるっていうのも幸せかな?』 from コータローまかりとおる! | 仕事とマンガと心理学

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心理カウンセラーが語るマンガと小説についてのブログです。
心理学でマンガをみるとオモシロいので、それを伝えたくて
ぐだぐだお送りしますので、楽しんでくださいね!

こんにちは、プロフェッショナル心理カウンセラーの織田です。

昨日のドカベンに引き続き、織田的幸福物語。

今日の作品はこちら。なつかしーわー。

 

 

「コータローまかりとおる!」

 

最初のシリーズは読み込みました。

柔道編はさらりと一回二回ぐらい読んだかな。

Lシリーズはまだ読んでません。

 

めちゃめちゃ空手が強くて運動神経は抜群。

スケベで自由人で

人に対して熱いヒト。

・・・って書くと、すごいいい人っぽいけれど

ま、確かにいい人なんだけれど

実際にいたらすごく迷惑な人。

 

でも、マンガとしたら

すごく魅力的なキャラクターですね。

 

このマンガを読み始めたころは

小難しい本に疲れ始めていた頃で

小説もマンガも

小難しく小難しく追及するようなものが多くて

頭がウニウニしてきた頃に

自由な功太郎くんに出逢ったんですよねえ。

 

極端流空手道場の跡取りで

天才的に強いんだけれど

なんていうか、まじめに空手で戦うシーンとか

格闘家らしく?新技とか特訓しているのは

シリーズの中のごく一部。

 

学園を仕切る悪の組織と対決したり(懐かしい設定だなー)とか

お姫様とのドタバタ劇を楽しんでたりとか

バンド組んでドラムをたたいていたりとか

日本を征服しようとする悪の組織(いいなーこういうの)と

戦ったりとか

ありえない学園を舞台とした

活劇マンガ、ですね。

 

功太郎くんは、常に戦っています。

自分なりに大事と思うもののために。

大好きな麻由美ちゃん。

大事なライバル、天光寺くん、如月くん。

一応、師匠の鹿斗さん。(この人に「さん」は違和感だわー)

その他、功太郎くんが出逢った

たくさんの人たちのために。

 

大事なものと

大事な人を守る力。

 

これがあれば、きっと絶望しない。

人は、「大事」と「大事を守る力」があれば

自分なりの充実感と幸福感をもって

生きていけるんだと思うのです。

 

そう、功太郎くんには基本的信頼への揺らぎがない。

自分の存在価値への否定感もない。

前へ進むこと

自分らしくいること

人がそれぞれに自分らしくいることを

とことん信じて疑うことが無い。

 

そういう天真爛漫な部分に

すごく惹かれて、憧れました。

私も功太郎くんみたいに

強くなりたいな。・・・

 

強い心を持ちたい。

揺らがない強い心を持ちたい。

 

功太郎くんの物語は

とっても幸せな物語。

辛い目にも痛い目にも合うんだけれど

高校生には重すぎるでしょうという

戦いもあるんだけれど

 

でも、大事な人たちと

大事な人たちを守る力。

それがあったら、

いきいきと自分らしく生きていける、きっと。

それが、幸福の一つの姿だと

思います。

 

心理カウンセラーって仕事をしていると

色んな人たちに出逢います。

人が自分のココロに生まれた闇から抜け出すときには

他者に対して

自分も何かができる発見と喜びが

大きく力を貸してくれることがたくさんあります。

 

見つけてみましょう、自分なりの

大事な人やもの

大事な人やものを守る力。

 

それが、きっと自分だけの

幸福物語の始まりだと思うのです。