ガス派 | ホールフードブログ

ガス派

年末に17年愛用したオーブンレンジが昇天した。
不自由をしながら、今週ようやく新しいオーブンレンジを設置しました。
ガス台も15年位愛用していた東京ガスで一番好きなプラスdoというプロ仕様っぽいガス台。東京のスクールデモ台と同じ機種。
今どきのガス台とオーブンレンジはペアらしく、どちらかだけ交換というわけにはいかないらしい。オーブンレンジは、ガス台のガス栓から引いているらしい。
そこで、一機に総とっかえとなりました。
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それがこのスタイリッシュなデザインのオーブンレンジ。
「素敵ーーー」と叫んだのは一瞬だけ。
オーブンは、音声操作、全てデジタル操作だったのです。
担当者に、私は思わず
「あれれ、こんな機能いらないし、シンプルにオーブンとして使えればいいの、こんなめんどうな操作、やってられません、料理が冷めますよ」とものすごく
不機嫌になってしまった。
焼ければいいだけのものと交換してくれーーと懇願。
ところがです、いまは、ガス台とセットのオーブンレンジは、全てデジタル操作であり、
私が好む、厨房にあるような鉄の塊のオーブンなんて
ないらしいのです。
そうだ、スマホの機種変のときも、同じことを叫んだ。
そんな機能いらないからーーと。
車もそうだ。
キーをささないで運転するなんて、嫌だ!
CDを勝手に録音するなんて、たのんでない!
など、およそ時代遅れの事を、気づいたら、日常生活で、多々、言っている自分に気づく。
ハイ、それが「老化」です。
ハイテクなものに興味を持てない、
古い機種が好き。
昔はこんなんじゃなかったと呟く。
せっかく新調したガス台オーブンレンジ、様々な機能が装備されている。
グリルにはもち、ダッチオーブンあり、
焼き野菜も、火力が強いため、
すごく美味しい。
私は東京ガスのテレビコマーシャルが大好き。
特に渡辺えり子さん演ずる母親と息子のコマーシャルは、何度見ても泣いてまう。
今の「やめてよ、お父さん」も、娘を持つ父親は、泣けると思う。
ホールフードは、料理は目で見える日を使おう!をモットーとしている。
それは、美味しいからだ。
焚き火、炭火ならなおよしですが、都市生活には、無理な話。
ならば、料理を美味しく仕上げる炎は、ガスだと思う。
煮物のちがいは、あきらか。鍋のあおりの炎が、食材を美味しくしてくれる。
最新機種をいつ使いこなせるかはわからないけど、
料理家の端くれとして、使いこなしてやろう。
あと何年料理を作り続けられるかはわからないが、
気に入った道具は、買いためておこう。
世の中、すぐ、モデルチェンジ。
壊れても部品の交換ありませんーーが当たり前になってきた。
そうやって、古いもの集め、気がついたら、
「なるほど鑑定団」に出てたりして。
デジタルを使いこなす婆さんなんかにはなりたくないものであります。
そー思えば、小室哲也は、イケてますね。