アメリカマサチューセッツ州の田舎町に住んでいます。
先日、2年間働いたモンテッソーリプリスクールの同僚たちから
退職するということでお花とカードをもらいました。
お花も50ドルのギフトカードももちろん嬉しかったけど(笑)
一番嬉しかったのは、同僚たちからのメッセージ。
特にボスは
彼女自身が南米ペルー出身、日系ペルー人の親戚の方もいらっしゃるとうことで
もともと日本人の私をかなり信用していたのですが
2年間真面目に働いてくれたことにとても感謝していました。
(アメリカ人の若い先生たちは、急に休んだりするので…)
彼女からのメッセージに書かれていたのが
子供たちに対する愛情の深さについて。
どんな子でも自分の子供のように時に厳しく時に優しく接することができる、ということでしたが
それはアメリカに来て最初の9年間働いていたモンテッソーリの小学校で
その時の同僚から学んだ姿勢です。
(彼女はかなり好き嫌いがあったけど)
子どもに対する声かけとか
時に冗談を交えながらコミュニケーションを取る方法などは
100パーセント彼女の真似から始めて
10年以上かけて自分のものにした感じです。
もともと日本でも小学校の先生をしていたけど
20代の頃は教員経験はもちろん人生経験も少ないし
いろいろな面で自信がなくて
子どもにも保護者にも、同僚の先生たちにもビクビクしていたような気がします。
でもアメリカに来て働くことになり
自分も親になり子育てをすることで子供の発達段階を身をもって理解することができたし
また長年小学校の先生をしてきたことで
プリスクール・幼稚園の子供たちには
「小学校にあがるまでにこういうことを身につけていて欲しい」という目安みたいなものがあったおかげで
この2年間はアメリカ生活での自分のキャリアの集大成みたいな感じで
余裕をもって仕事に取り組めたのかもしれません。
若い同僚たちからも
「いつも優しくて、話を聞いてくれてありがとう」とか
「たくさんのことを教えてくれてありがとう」とか
嬉しいことが書いてあって
本当に頑張ってきてよかったな、と思いました。
異国で第二言語で働く、ということに初めはすごく自信がなくて、くよくよした日もあったけど
10年以上たってこんなに達成感を感じられるとは思いませんでした。
あの時泣いていた自分に
「よく頑張ったね!なんとかなったでしょ!」と言ってあげたいです(笑)
40代中盤、別に何かを成し遂げたわけではないけど
子どものころからの漠然とした夢だった
「外国で働きたい、生活したい」という目標を達成できて
お腹いっぱいで沖縄に帰れそうです。
土曜日の仕事でも最終日にたくさんお花をいただきました🌸