アメリカマサチューセッツ州の田舎町に住んでいます。
冬休みにも行った「ニューポート・マンション」
今回は違うお宅へ
Edward Julius Berwindという
鉱業で財を成したお方のサマーハウスです。
冬休みにこちらのお宅は見学したので
今回はServant Life Tourを申し込み
この豪邸で働いていた方々の様子を知るツアーに子供たちと参加してみました!
(夫はタイミングが合わず行けなかったので
義理姉と一緒に行きました。)
駐車場から見える外観
今回は息子が写真を撮ってくれました
彼ならではの視点が面白いです。
窓の上の顔が全部違うそうです
使用人用の居室は、建物の最上階(多分3階?)部分にあります。
ツアーをしてくれた人によると
アメリカの大学のドミトリーみたいな感じらしいです
The Elms本館の天井部分には
スカイライトになっているところがあるのですが
その真上の3階部分の床
天井からの光が差し込んでいます
使用人の方々は
原則的に一人暮らしの方だけが住み込みで働くことになっていたそうで
居室はすべて一人部屋
息子「僕の部屋より全然大きいよ!」
1901年に建てられたこの豪邸
普段はニューヨークに住んでいたBerwindご夫妻の
夏の間(約6週間!)の別荘ということで
使用人の方々もニューヨークから一緒にニューポートに来て
夏の間はここで働いていたそうです
このツアーのハイライトは
建物の屋上から見えるこのベイビュー
ヨットがたくさんですごいですねー
ツアーをしてくれた人いわく
Berwind氏はビーチよりもこの光景を好んでいた
なぜかというと
石炭をたくさん乗せた船がやってくるのが見える
イコール自分のビジネスが潤うのが目に見えてわかる、からだそうです
居室と屋上を見学した後は
一階(半地下?)のキッチンから奥に入った
通常の入場パスでは入れない場所を見させてもらいました
まずは洗濯室
洗濯板で豪華なお洋服を洗っていたのでしょうね…
当時、ボタンのついた洋服は
洗濯をする前にボタンをとって
洗って乾かしたあとにまた縫い付けていたそうです!
そしてこちらは電灯を保管するキャビネット
当時はわずか9ワットのパワーしかなかったそうで
毎日電球を取り換えなくてはいけなかったそうです!
(豪邸中の電球を取り換えることだけが仕事の人がいたそうです)
はしごで高いところにのぼった後に
「あーこの電球つかないから下りて新しいのとってこよう」という無駄をなくすために
電球テスターをBerwind氏自ら作って備えてあったそうです(写真の左側)
今でいう浄水器もあったり
石炭を直接運ぶトンネルも見せてもらいました!
そしてこちらはトランクルーム
20世紀初頭のルイヴィトン
ニューヨークからたくさん荷物を運んだのでしょうね…
当時は最新だった
製氷機
Berwind氏は海軍学校を卒業したエンジニアだったそうで
当時のかなりハイテクな機械やシステムを
このサマーハウスに導入していたそうです
ツアーは1時間15分くらい
我が家の他には4組ほど参加されていて
いい感じの規模のツアーでした
ツアーのあとは
これまたものすごいきれいなお庭を散策
こちらはお馬さんたちのお家です!
100年以上前のgilded ageを垣間見ることのできる
今回も楽しいニューポート・マンション訪問になりました。