ご質問をいただいたので
ブログでお答えしますね。
「恋愛で悩み色々とカウンセリングを受け
いつも言われるのが、両親との関係についてです。
私も色々と勉強して、それが原因になっていることもよくわかってます
でもやっぱり、許すことが出来ないのです。
最近、カウンセリングの勉強をしている友人にも
「私は親を許したから私今幸せな恋愛をしているの」
と言われてまた落ち込みました。
親を許せない私は幸せな恋愛を出来ないのでしょうか?
これまでも色々努力もしてきましたが
親と向き合うこともとても疲れてしいまっていて・・・・・」
心理学の世界では
確かにそのようなこと言われていますね
カウンセリングでは
原因と結果を結びつけることもありますからね
確かに、親との関係が影響していることもあります
人間関係のベースになっているものですからね。
しかしながら
このような時にいちばん大切なのは
許すことでも
和解することでもなくて
許せない自分を受け容れること
許しても許さなくてもどっちでもいい
と私は思います
家族だから
親だから
許さないといけない
愛さないといけない
わけではないと思うのです
憎いなら憎くていいし
許せないなら許せなくていい
この世の中には
色々な親子関係があります
想像をはるかに超える
酷い親もいます
どんな親も我が子を愛しているというのは
当てはまらないことだってあります。
そういう人たちに対しても
親を許すことが大切なんて
私は絶対に言えません。
どんなに酷い人間でも
親だからという理由で許す必要はありません。
そしてね
親を許していなくても
相変わらず仲が悪くても
それでも幸せな恋愛や結婚をしている人たちもいます
こういう事に対して
絶対的な法則なんてない
と私は思ってます。
親との関係に対して向き合いたいなら
向き合えばいいのですが
向き合いたくないなら
ほっておいてもいいのです。
そんな事で苦しむよりも
今、目の前に与えられている環境の中で
自分を大切にしていくこと
自分と関わる人・物・出来事など
ひとつひとつを大切にしていくこと
日々の暮らしの中で丁寧に生きていくこと
そうすることで
少しずつ自分の心の喜びが増えてきます。
そんな事をしているうちに
結果的に、何だか親の事もどうでもよくなってきた
なんてこともありうるのです。
今、そこと向き合いたくないなら向き合わず
自分を喜ばせてあげることに
エネルギーを使ってみるといいと思いますよ(*^^*)
こういう時には映画や本やドラマなんかを見て
感情を流していくのもお勧めです。
私が大好きなドラマ「カルテット」
もう4年前ですね。
このドラマの台詞回しが
いつも心に響くのです。
第3話は「家族」という呪縛に苦しんだことのある
すべての人にとって救いとなる話だったように思います。
和解や許しや愛などど
きれいごとで無理にまとめずに
人の弱さがあってもいいし
時に逃げてもいいんだよと
優しく語りかけられている感じがします
父親の葬儀に行くことが出来ずに泣きながらご飯を一緒に食べる
マキさんが言った言葉
「泣きながらご飯を食べたことがある人は
生きていきます」
当時Twitterでカルテットの台詞をシェアすると
カルテット観てないけれど
この言葉で救われた。また生きようと思います。
という返信がありました。
きっとこの言葉が心に響く人は
生きることの苦しみを味わってきた人だと思います
誰かを許すことができなくても
人の痛みが分かる自分でありたい
そんな風に思います。
そして先週からまた
カルテットの製作チームのドラマ
「大豆田とわ子と三人の元夫」
が始まり
またまた坂元作品の台詞に
魅了されてます
とわ子の3回の離婚について
偏見を持つ人たちもいたけれど
不思議ちゃんの友人のサラッと言った言葉
「離婚っていうのは自分の人生にうそをつかなかった証拠だよ」
きっとまたこの言葉救われる人もいるはず。
カルテットのにおいがするドラマです(^^)