今日は感動した映画の備忘録。
 

 

もう映画タイトルが全てを物語ってる↓

「トラウマの英知」
(原題:The Wisdom of Trauma)


この「トラウマ」という言葉、
本来は医療用語だけど
最近は日常会話で使われてますね。

 

「心の傷」のこと。


だけど「トラウマ」と聞くと
自然災害や戦争、虐待体験とか、
ものすごーく辛い体験をイメージしません?

 

 

ちがうんです、
ほとんどの人が
トラウマを持ってます。


 

もうね、この映画のなかの

トラウマは現代社会に蔓延している社会的現象

という捉え方にむちゃくちゃ共感でした!


というのも、
トラウマ記憶についての知識と
わたし自身やクライアントさんの体験から
わたしもそう思うようになっていたから。


今回この映画を見て確信となりました!

 


 

依存症とトラウマ

 

この映画は「依存症」や「トラウマ」の

世界的権威のガボール・マテ医師の

取り組みを扱ったドキュメンタリー。

 

 

マテ氏は

「依存症の根本解決が大事」

と言われます。


というのも、

心の傷(トラウマ)の痛みに

耐えきれなくて

一時的でも安らぎがほしくて

人は何かに依存するから。


でね、子どものころにつらい体験をしたとき、
誰にも話せず1人でどうしていいかわからず、
そのつらい感情を封じ込めることからトラウマは始まる


と言われてて、むちゃくちゃしっくりきました。




そして子どもってね、
「どうしてこんなつらいことが起きるの?」って思う自分を

「自分が悪いから」
「自分は愛されない人間なのだ」


って思って納得させようとするんです。


映画の中のマテ氏のセリフが刺さりました。

 

 

「トラウマとは
自分自身から分離することです。
 

なぜ、そうするのか?

自分自身でいることが、つらすぎるからです。 」

 

 


他人の期待にこたえるために
自分の本音にふたをして

自分を殺してませんか?


これって、まさに

自分自身から分離すること。


でも、

それってつらいし

苦しいです。


その痛みに耐えきれなくて

何かに依存するわけです。

 

 

 

仕事中毒にゲーム中毒


ドキュメンタリー映画だし
いろんな人が登場します。

 

 

・殺人罪で服役中の男性
・薬物依存症の男性
・セックスに依存する女性
・うつ病の男性
・ホームレスの女性
・前立腺がんの男性

などなど。


わたしが特に共感したのが
ホームレスの女性。

 

彼女はレストラン経営で
忙しい両親のもと
親の期待に応えようとがんばって
第一志望のスタンフォード大学は叶わぬも公立大学に入学。

#スタンフォード大学って東大・京大レベル


だけど、大学で学業と部活、
そしてアルバイトをがんばるために
薬に手をだし、やめられなくなって路上生活に。


なんかね
「普通の家庭に育った人も
トラウマを抱えてもいい」

って感じられて
なんだかホッとしました。


というのも、どこかで衣食住、
不自由なく育ったわたしが
「心の傷」とか、
甘えちゃダメって思ってたから。


同時に
「わたしもそういう人生に
なってたかもなー」
って依存問題が身近になった感じ。


というか、依存先はいろいろ:

お酒や薬物、ギャンブル、セックス、買い物、ゲーム、SNS、そして仕事。


わたしは仕事中毒だったし、
娘はゲーム中毒だった。

 

 

そう考えると
依存にトラウマ
本当に身近な問題です。

 

 

 

 

暗闇の先の光


でね、思い出してほしいのが
この映画のタイトル

「トラウマの英知」
(原題:The Wisdom of Trauma)


この映画に登場する依存者たちは
最初自分のことを恥じてます。

 

「自分は欠陥品だ」
「自分は悪い人間だ」



なんだけど、彼らは、
マテ氏の本を読んだり、関わりをとおして

どうして自分たちが
依存しないといけなかったのか、

子ども時代のトラウマに氣づくんです。


そしてね、さらに
自分も親も悪くなかった

ことに氣づくんです。


そんな氣づきを体験した人たちは
こんなふうに言われてました。

 

「自分が悪い人だとはもう思わない」

「前より少し自信を持てるように なっていると感じます」


 

ステキじゃないですか?

 


でね、「トラウマとは
自分自身から分離することです」


と言われるマテ氏だけど
「トラウマが悪い」ではなく
次のように考えてらっしゃいます。
 


トラウマを乗り越えることで
本来の自分と繋がる

 

だから「トラウマの英知」
というタイトルなんです。



この考え方、「からだの声を聞きなさい」の
リズ・ブルボーさんの考え方にも
通じるところがあって、
なんだかうれしくなりました!

 


 

リズさんの教えに
納得しているものの、
疑り深いわたしもいまして(苦笑)

#HSPさん、疑り深い


20年以上、開業医を続けたマテ氏も

リズさんと同じ考えだと知って
今までの学びの方向性の
答え合わせができた氣分です♪


最後に心に響いた
マテ氏の言葉をご紹介。

 

 

トラウマを抱えた人格の先に、
感情表現ができなかった本来の健康な人格があります。


トラウマの記憶を消すのではなく
その人の感情の器を広げて

様々な感情のスペースを創ってあげることが大切です。

 

 

もうねー、
首がもげそうになるぐらい、

ぶんぶんうなづきました。


トラウマが暗闇のトンネルだとしたら
この「本来の健康な人格」が
暗闇の先の光!


この光へのガイドがより
スムーズにできるようになりたい!
と知的好奇心が刺激されまくり♪


早速、この映画とセットになった
マテ氏の講座をポチりました(笑)


さらにマテ氏の1年プログラムも
見つけたので、

来年はそのプログラムに参加できるよう
準備していきます♪

 



最後に今回ご紹介した映画は↓から見ることができます。

サイトは英語だけど、映画は日本語字幕がついてます。



1時間半ちょっとで
7.99米ドルだから、日本円だと1000円ちょっと。


映画の予告編(3分ちょっと)でも
いろいろ伝わるので、
まずはこちらをチェックしてみて☆

 

*歯車のマークから「日本語字幕」を選択できます。

 

 

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いとたかプロフィール

イギリス在住ライフコーチ / いとたか

 

\人間関係の氣疲れはもう卒業!/⁡
他人にも自分にも優しい世界へシフト
◉HSP心理研究オタク
◉知的好奇心旺盛なHSS型HSP
◉関西弁・英語・西語のマルチリンガル
◉バックパック旅行&仕事で7大陸制覇
◉座右の銘「にんげんだもの」

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