大学生の生徒さん


3ヶ月ぶりにきてくれました


時間も終わり春休みに入ったらしい

土曜日に弾く曲


なんの曲を持ってくるのか

事前にあまり聞いたことがない


なぜなら聞くのを忘れてしまうから…

レッスン室に入り

楽譜を出した時に

『おっ!今回はこの曲なんだね』

からレッスンが始まる


今回は1798年頃作られた『悲愴』

その頃日本は江戸時代


この曲はヤマハ音楽院に入った時に

同じクラスの友達が

エレクトーンで弾いた曲を聴いて

初めて知った


高校3年間はピアノから離れていた

根室市はJAZZの町

父がオーケストラとJAZZ好きで

週末は家のステレオで

レコードを聴いていたこともあり

私はかなり影響を受けた

Jazzlライブがあると一人で聴きに行き

吹奏楽部に入り

ロックバンドのキーボードを何組も

掛け持ちしてライブに参加していたので

ピアノ曲をあまり知らなかった


ヤマハに入ってからクラシックを

吸収しなくてはいかなくてかなり勉強しました


生徒さんは土曜日に披露するらしい


曲を弾き始めると

私は急いで楽譜を探し

音符を目で追い

ペンでチェックする


最初から最後まで通しで聴く

弾き終わってから、苦手なところを聞く

そこを直しつつ

私が気になった部分を何度も聞く


最後に『後は?』と聞くと

『全部見てもらいました』の言葉に安堵


講師の私はきっかけ作るだけ

生徒さんの頑張りを手伝うだけです