私は『好き』なアーティストがいない

ても、好きな曲は沢山ある

そして『おすすめ』されると影響を受けます


最近、生徒さんからよく聞くアーティストさん『あまり知らない』と言うと

『とてもいい曲だからYouTube見て!』

強く強くお勧めされました


音楽好きな長男や、友達に聞いたら

『凄いいいバンドだよ』と。

みんな知っているのだ!


そんな時、サプライズ番組を見ていたら

そのアーティストさん達が出てる

『こんな顔をしているんだ…』

初めてしっかり見た

春から学校が休校してしまう子供たちのお母さんが応募し、大好きなアーティストさん達と学校の子供達が一緒に歌う企画

子供たちの親でもないのに、引き込まれて

気づけば感情移入し…ドキドキ

子供達と自然に触れ合うアーティストさん達

『人柄がとてもいいんだ…』と思った

知り始めると、目につく様になる


生徒さんの『好き』を知るには勉強だ!

ありとあらゆるYouTubeを見てみると

心地よいと感じていたサウンド

アニメ映画やCM曲、ドラマの主題歌である事に気がつく

ありえな位、高い歌声は心地よく
ちゃんと聞いた曲のギターソロは2人で弾いていると思った難易度の高い楽曲演奏にも驚いた

秀逸な歌詞、アレンジのカッコ良さ

間奏のピアノソロは『弾いてみたい』

友達先生は『天才、頭を割って見てみたい』と。ボーカルの方が作る曲を、メンバーお二人が支えている感がした


その後、若い世代で作り上げる合唱企画

テレビをたまたま見たら…また例のアーティストさん達が出ている

その、アーティストさんのことが大好きで

応募しビデオオーディションでは、多感な年頃の子達が、不安や迷い、希望を待ち募る思いを一緒懸命伝えているのも印象的

一人一人の映像をアーティストさん達が

聞き取り話の内容から曲を作り1、000人と

一緒に合唱すると言う8回目のイベントらしい


私の18歳はどうだったかな?と振り返る

あぁそうだった、大きな転機!

高校3年の時、吹奏部活を引退したタイミングで、楽器店の方からお勧めを受けた『ヤマハ音楽院を受験してみない?』

突然の言葉に『どんな事をするところ?』と

私は全くわからず『先生を養成する学校!』と聞き『受ける!』と、軽い気持ちで返事をした

会議がなされ、あれよあれよという間に、ヤマハ音楽院を受験する事が、先に決まった

慌てて3年ぶりにピアノを習い、エレクトーンと言う楽器に初めて触り、コードネームをひたすら覚え5ヶ月後には受験

試験会場ではレベルが高い演奏が漏れ聞こえ

私は『絶対落ちた』と打ちひしがれ帰宅


だが、なぜか受かり逆に戸惑う

これから、あのレベルの高い中に入れるのか?一気に不安になる

スキルの高い先生達の授業や毎日行われるテストはもはや修業…私だけが無級で学校に入ったので知らない事が多すぎた

その上、ヤマハ講師試験を受験するためには

5ヶ月後にはピアノ、エレクトーンの演奏グレード5級を受からなければならなかった

弾いても弾いても上手くならない

課題曲の多さと長さに心が何度も折れそう

初見演奏、アレンジ…する意味がわからない…頭がぐるぐる🌀

でも毎月、両親が送ってれる荷物と

友達に支えられたから頑張れた!

今の私の『基礎』を作ってくれた場所

友達との思い出は楽しかったが、音大の4年間を1年間で詰め込むなんてありえない学校🏫

17人をまとめ上げた先生達も大変だったと思う

不器用な私は、一人では絶対乗り越えられなかったと思い出した


そんな年頃の複雑な思いと純粋な気持ち、若い感情が爆発し、高まる気持ちを抑えられない歌声は聞いていてワクワクする

熱い1.000人の歌声が、その場で聞いている錯覚に陥くらい、リビングのサウンドスピーカーから飛んでくる。泣く姿も姿も美しい

一体感と熱量に訳もなく圧倒され

やはり歌っていいなぁと再認識


1ヶ月前まで名前も知らなかったアーティストさんの楽譜が、今はレッスン室の机に沢山広げてあるのを見て、新たな変化にニヤリとなる

生徒さんが弾く演奏に合わせて、メロディを口ずさむと『えっ!知っているの?』と目を丸くする。『先生、勉強したのよ』と言うと

『凄い!』と嬉しいことに褒められた😊

この仕事を続けるならば、何歳になっても

素直さと吸収と柔軟性は大切にしよう

今年は『初』の体験を沢山しようと思った


アーティストさん達の魅力に、生徒さんだけではなく、幼馴染や保護者の方の心を鷲づかみにした様だ

珍しい事にこのアーティストさんの曲は

5曲くらい発表会で弾かれる事になる

弾きたい曲は良い思い出になる

『心に残る発表会』にしなきゃ!自分にもプレッシャーをかける


アーティストさんの曲は

生徒さん達が大人になった時

絶対『懐メロ』だなぁ