先日友達とランチをしていたら
『ピアノって毎日弾かなきゃ指がダメになるからさ、変だよね?』と言われました
私は思わず…『えっ?それって習う子みんなピアニストになるの?コンクールに出るの?』と
言葉を返しました。
『ピアノは毎日練習しなければならない』
その呪文の様な言葉、ずーっと気になる。
じゃあ、プールは?書道は?体操は?
毎日しなくていいの?っていつも疑問に思います。
だって指は毎日生活の中で凄く動かしています。
指の運動はしている
弾かないからと言って簡単に指の筋力が落ちることはない。
どちらかと言うと、レッスンから時間が経つと習ったことへの記憶が薄らぎます
ですからピアノに向かい楽譜を見て、リズム、音読みし先生に言われたこと記憶を呼び起こし指に伝え刷り込んでいく練習が必要なのです。
練習と言う反復は確実に上達への近道。
ピアノの練習でひとつひとつクリアしていくのです。
ですから小学生のうちに習慣を身に付けることは、とても効果的です。
ただ、毎日はなかなか大変。
私も、毎日の掃除洗濯料理をするのは…面倒くさいと思う時がありますから…。
その上、弾こうと思った時に『ピアノの練習は?』
『今、やろうと思ったのに!』
こんな会話、私も小さい頃母と
幾度となく言い合いをしました
でもゲーム好きな子は言われなくても毎日するのですよね。
コントロールの指捌きは毎日の練習の賜物
ピアノの練習もゲームと似ているのですよ。
反復練習です😊
私は『教えたこと、間違った場所を次回まで直してきてね。何度も弾いてくると上手になるよ!』と話します。時々印をつけてきたらシールを貼る様にと渡します。
生徒さんが『今日は沢山弾いたよ』
でもお母さんに聞くと『練習の時間が短かくって…』と食い違う。
子供と大人の時間の流れは違います。
少ない練習時間でもいいじゃないですか?
練習しようとしていることが大事。
初めは下手でも次第に上手になります。
ピアノ発表会や学習発表会、ピアノコンクール、グレード試験、学校の伴奏をするぞ!という時は本当に皆さん練習しています。
練習する子がみんなの前で弾ける様になるのです。
私が習い始めた頃と違い、今の子供達はとても忙しい。
習い物を5つもしている生徒さんもいます。
それでもピアノを習いに来てくれるなんて感激です。
毎日しっかり練習することはとても難しい。
保育園に入っている生徒さんには夜帰宅してお母さんも大変な中、私は練習を促せないです。
中学生になると、部活、塾でますます練習時間は作れない。
講師としては残念なことではありますが
それでも音楽に触れる楽しさを求め
全く練習をせずとも、足を運んでくれる。
ピアノを続けてくれることは本当に嬉しいことです。
教室に来てくれたら、何か楽しい音の発見を
一緒にしましょう。
幼児、小学生の生徒さんはあまりにも練習しない場合、ご相談ください!!
生徒さんと色々考えみます。
家族で好きな曲をたくさん見つける。
美術館に行き絵を見たりコンサートに行ったり芸術に触れて欲しい。
そういった機会を一緒に楽しみながら
一家でお子さんのピアノ練習を見守って下さると音楽への世界が広がっていく…保護者の方々の温かい見守りで、長い年月習いに来ている生徒さんを見ているとそう感じます。