丹頂鶴


タンチョウは日本の野鳥の中では

最大級の大きさと言われています

全長は1m40cm、翼を広げると2m40cmもあります

飛んでいる姿とても大きく驚きます

生息地は北海道東部が中心です


北海道にはいたるところに湿地があり

江戸時代まではタンチョウはそれほどめずらしい鳥ではなかったようです


そして関東地方でも見られたようです 

しかし明治時代になると本州から開拓民が入り湿地は農地に変わり

また、狩猟規制がなかったために

乱獲されてしまい、ほんの20~30年の間にタンチョウはその姿を消しました


そして、まったく見られなくなったため、大正時代には絶滅したと思われていました

1924年、釧路湿原にわずかに残っていた10数羽タンチョウが見つかると、翌年、この地域は禁猟区となり国の保護政策が始まりました


1950年頃の猛吹雪の日、数羽のタンチョウが畑に置かれた冬の保存用トウモロコシを食べに来た事がきっかけに給餌が始まり成功、各地で給餌活動が行なわれるようになったことで現在は約1800羽に数が回復しています。

テリトリーがあり、あちこちに住む様になり、道東根室市や中札内村でもその姿が見られる様になりました

相手が死ぬまで生涯同じパートナーと共に過ごすことでも知られています