私が


ピアノを習いたいと思ったのは


幼稚園の時


ピアノを奏でる

素敵な幼稚園の先生の

弾く音色に驚き

うわー!!』と

感動したのです!!


家に帰ると

『私ピアノ習いたい!』と言ったそうです


初め

教えて頂いた先生の顔も名前も

覚えていませんが

とても穏やかな方で大好きでした

私の家にピアノはなかったけど

テーブルの上で指を動かしたり

母の友達の家のオルガンを

弾かせてもらったり


でも、ある日ご主人の転勤で

『教えられなくなった』と

ご挨拶に来てくれてお別れを言い

ピアノはしばらく中断していました



なぜならば


その時代

家にピアノが無ければ

習えない


と言うか


ピアノを持っていなければ

教えない』と言う先生が多い時代でした


勿論電子ピアノは作られていないし

オルガンを持っている家も少ない


幼稚園で習いたいと言い習い

中断し


小学校2年のある日

学校から帰ると家に

ピアノがある!!


両親はお金を貯めてピアノを用意してくれて

2年かけてやっと習う事ができました


車を持っている家も珍しく

車がない家の人は

よく歩きます


小学2年の私は

一人で

子供の足で1時間


てくてく歩いて

ピアノレッスンへ


1時間のレッスンを受けて


終わると

また

てくてく歩き帰宅


勿論

携帯はない時代です😊


お天気の良い日は

花を積んだり寄り道しつつ


根室の風は強く息が止まる程

ですが

雨の日も風の日も

吹雪の日も



ピアノの先生は何度も間違うと

怒る💢間違った方の手を叩かれるなんて

当たり前の時代


怖くて、ますます萎縮し弾けなくなるし

泣く子もいましたが

ピアノが好きで

兎に角休むことなく

歩いて通っていました


ここまでは以前にも書いた

私の体験談です



ピアノ(電子ピアノを含め)は

いつ購入したら良いですか?と

教室の体験レッスンに来て

習う事を決めてくださる保護者の方から

質問があります



本当は楽器があった方が

指の先の発達にもいい

手の形も綺麗に意識できる

そして何より表現が上手くなるし

弾く音に対して

責任を持てます


キーボードでは…全く無理なのです💦



ピアノを学ぶ姿勢として

習うと決めたら

楽器は用意して通って欲しいと思います


でも、色々事情がありますね


電子ピアノでも

安いものは5万くらい

高いものはもっとしますが

中古ピアノもあります


買うタイミングは

いつもご両親にお任せしています

楽器がない生徒さんには

貸し出しもしています



Switchやスマホ、iPadはすぐ買えるけど…

『ピアノを買って辞められたら困るじゃないですか?だからまだ買わないです』と仰る方もいます



生徒さんが大きくなってからピアノを買った

保護者の方のほとんどは

『もっと早く用意すれば良かったです』と

後悔の言葉が口から出ます


楽器を学ぶ

かなり特殊な習い物です 


ただ

楽器を持っていても

上達するわけではありません


長い間

携わっていると

飽きる時は

誰にでもあります


弾いて、悩んで、時には泣いて…

幼い頃から自分との

闘いです


それはまさしく

人生そのものです


でも、難しい曲を

弾けた時の感動は

何とも言えない気持ちになります


楽器を学ぶには

やはり楽器が無ければ

上達は難しいでしょう



真剣に習わせたいと言う


親御さんの姿勢と気持ちは


子供に

きちんと伝わると

私は思います


山下ピアノ教室