これは中世のラテン語の聖歌で、聖ヨハネ(洗礼者ヨハネ)への賛歌です。
音楽史では、この歌詞の最初の音節から ドレミ(Ut-Re-Mi-Fa-Sol-La) が作られたことで有名です。
原文
Ut queant laxis resonare fibris
Mira gestorum famuli tuorum,
Solve polluti labii reatum,
Sancte Ioannes.
あなたのしもべである私たちが
自由な声であなたの偉大な業を歌えるように
どうかこの汚れた唇の罪を清めてください。
聖ヨハネよ。
ドレミの起源となった聖歌
この楽譜は、ラテン語の聖歌
「Ut queant laxis(ウト・クェアント・ラクシス)」です。
これは聖ヨハネに捧げられた賛歌で、11世紀の修道士グイド・ダレッツォが、音階を教えるために用いたことで知られています。
この歌は、各行の最初の音が少しずつ高くなっていく特徴を持っています。
Ut queant
Resonare
Mira gestorum
Famuli tuorum
Solve polluti
Labii reatum
それぞれの行の最初の音節
Ut・Re・Mi・Fa・Sol・La
が、そのまま音階の名前として使われるようになりました。
後に「Ut」は発音しやすい Do に変わり、
最後の Sancte Ioannes の頭文字から Si が加わり、現在の
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ
という音階が生まれました。
この聖歌は、今日の音楽教育の基礎となる
「ドレミ」の始まりとして、世界の音楽史に残る大切な歌なのです。






