これは中世のラテン語の聖歌で、聖ヨハネ(洗礼者ヨハネ)への賛歌です。

音楽史では、この歌詞の最初の音節から ドレミ(Ut-Re-Mi-Fa-Sol-La) が作られたことで有名です。


原文

Ut queant laxis resonare fibris

Mira gestorum famuli tuorum,

Solve polluti labii reatum,

Sancte Ioannes.


あなたのしもべである私たちが

自由な声であなたの偉大な業を歌えるように

どうかこの汚れた唇の罪を清めてください。

聖ヨハネよ。



ドレミの起源となった聖歌



この楽譜は、ラテン語の聖歌

「Ut queant laxis(ウト・クェアント・ラクシス)」です。


これは聖ヨハネに捧げられた賛歌で、11世紀の修道士グイド・ダレッツォが、音階を教えるために用いたことで知られています。


この歌は、各行の最初の音が少しずつ高くなっていく特徴を持っています。


Ut queant

Resonare

Mira gestorum

Famuli tuorum

Solve polluti

Labii reatum


それぞれの行の最初の音節

Ut・Re・Mi・Fa・Sol・La

が、そのまま音階の名前として使われるようになりました。


後に「Ut」は発音しやすい Do に変わり、

最後の Sancte Ioannes の頭文字から Si が加わり、現在の

ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ

という音階が生まれました。


この聖歌は、今日の音楽教育の基礎となる

「ドレミ」の始まりとして、世界の音楽史に残る大切な歌なのです。



 

先日、「吉田初三郎が描いた北海道」展に行ってきました。


吉田初三郎といえば、日本各地を鳥の視点から描いた「鳥瞰図」で知られる絵師です。

空から見下ろしたような大胆な構図で、町や山、海を生き生きと描くその世界は、まさに“空から見る日本”。


実は私は、今回で三度目の初三郎展になります。


これまでに

・「Beautiful Japan 吉田初三郎の世界」(府中市美術館、2024年)

・「初三郎式、かながわの描き方 ―地形表現の科学―」(神奈川県立生命の星・地球博物館、2025年)


この二つの展覧会には、夫に連れて行ってもらいました。


リーフレットに載っている場所をすべて回れなかったことが、少々夫は悔しかったようですが……。


そして今回が三ヶ所目。


北海道をはじめ、全国の町や都市が、まるで空を飛びながら眺めているように描かれています。

大地の広がり、町の賑わい、山の連なり——。

一枚の絵の中に、その土地の魅力がぎゅっと詰め込まれていました。


改めて、吉田初三郎の鳥瞰図のすごさを実感。

それはただの地図ではなく、その土地の歴史や人々の暮らしまで見えてくるような絵でした。


鳥瞰図という表現は、単に地形を描くだけではなく、その土地の歴史や人々の営みまで伝える力を持っているのだと感じました。


蘂取村の鳥瞰図を描く私にとっても、大きな学びと、空から日本を旅したような、豊かな時間でした。












毎年4月に開催している発表会。

今年の会場を、毎回お手伝いしてくれている友人と一緒に下見してきました。


今回はちょっと違う会場なのです。

これまで開催してきた会場とは少し勝手が違い、どうやら少しだけ手間がかかりそうです。


会場を見ながら、ふと昔のことを思い出しました。


ホテルでディナーをいただきながら、コンサート形式で発表会を開いたことがありました。

お料理の打ち合わせから座席の配置まで決めて……まるで結婚式のよう。


「もう二度とこんな発表会はごめんだぁ」

なんて思いながらも、


お母さんたちとのアンサンブルをしたり、

ゴスペルを歌ったり、

振り返ってみると私自身も結構楽しんでいた気がします。


せっかちな私は、もう頭の中では構想を練り始めています。

でも、まだまだ日があります。

焦ることはない。

少しずつ準備を進めていけば大丈夫かな。


マスターが

「ピアノを弾いていかれませんか?」

と優しく声をかけてくださいました。


頷いて、スタインウェイの鍵盤にそっと触れます。


一昨年に触った時よりもタッチはなめらかで、音程も安定しているように感じました。

即興で弾く時間は、とても楽しいひとときです。


メニューを見るとケーキもあり、どれもとても美味しそう。


どんな発表会になるのか、

今からとても楽しみです。