インフルエンザの検査で
うっすら陽性反応が出てしまった長女は
身体も発症ピーク時は過ぎ、
大分楽になった様子だが、
今日登校をすることが出来なかった。
それでも、私の言いつけを守り、
ちゃんと身体を休め
布団の中でゆっくりとしていたようだ。
手持ち無沙汰だろうとも思い、
お昼休みに仕事を抜けて、
長女にお菓子の差し入れをした。
長女の大好きなものばかり揃えて…
長女に渡すと、
「こんなにたくさん いいの?」と
普段は、皆で分けて食べるお菓子なだけに、
一人ひとりの配分は、それ程多くはない。
それゆえに、こんなに…と驚く長女。
「いいんだよ。たまには、病気と頑張って闘ったんだから。」
そう言って、たくさんのお菓子を長女へ渡し、
仕事に戻った。
職場に着く頃、
私の携帯が鳴った。
長女からだった。
「何?、どうしたの?」
「…………![]()
」
「泣いているの?どうしたの?」
ビックリして問いかけると…
泣きながら
「お母さん、ありがとう。ありがとう。」と言っている。
独りぼっちなのが手伝っているのだろうが、
ありがとう。と何度もつぶやいている。
こちらまで、泣けてきた。
いけない。ここは職場。
「そんな、親に気を遣わなくてもいいんだよ。あと、半日ゆっくりしていなさい。」
そう言って電話を切った。
優しい子です。
親バカですが、泣けました。
よくなって、良かったね。