昨日は、突然の記事UPで、
内容も今一でご覧になっている方々に
ご心配をお掛けしました。
わが子がまだ麻酔から覚めず、
寝顔をみていて、
その時に思った事をそのまま連ねてしまいました。
すみません。
勝手な記事で…。
そして、皆さん、こんな勝手一方的な記事であるにも関わらず
温かいメッセージありがとうございます。
下記の記事は、私の記録用として載せます。
今回の一件で、私は、
母親として、逞しい精神力など、これっぽちもないような気がした。
ただ、ただわが子が不憫でならなかった。
親がこんな弱気で、どうするんだ。
そう言い聞かせながらも、めちゃくちゃ弱気でした。
自分自身の事であれば、
どんな事でも耐えられる。
でも、子供たちが痛い思いをするのは、
どうしようもなく切ない。
今後も、子供たちに何か同じような事があった時の参考になればと思い
記録します。
人の記憶ほど怪しいものはないので…(汗)
7月21日(月 海の日 祭日) 晴れ
朝 私は、ダンス本祭りに向け
実行委員会 会議があり、
予定どおり、
9時に家を出た。
旦那は仕事。
都内とは言え、
電車に乗っての移動距離の為、
子供たちだけの留守番は不安があるので、
私の母に子守を頼んだ。
会議は予定どおり10時から始まった。
11:30を過ぎた頃
何気なくマナーモードにしていた携帯に目をやった。
すると、メール、着信、留守電
全てが入っていた。
何かあったな。そう直感した。
それぞれを開いてみると、
長男が腹痛と激しい嘔吐で、救急車で運ばれたという経緯が分かった。
その中でも、長男から直接来たメールで
「お母さん、お腹が痛い、早く帰って来て」という内容の文字の並びでただ事ではないと感じた。
でも、大事をとっての受診であればそれに越した事はない。
そう思いながら、
大変失礼ではあったが、
会議は途中で抜けて、帰路についた。
行きは、1時間かかった道中。
走って、走って、
乗り換え電車も丁度よいタイミングであり、
帰路は、幸いに30分強で帰宅出来た。
直ぐに、車に乗り換え、
救急受け入れの長男が運ばれた大学病院へ急いだ。
救急外来の処置室のベッドに長男は背中を丸め横たわっていた。
その体勢をみて、腹痛がどんだけのものか予想はついた。
私が病院へ着くまでの間、私の母が付き添っていてくれた。
その間、採血検査・点滴処置(プリンペラン+ソリタ)が行われていた。
白血球数が18000まで上がっている。
CRPという炎症反応検査はまだそれ程の数値を示してはいない。
点滴で吐き気止めと補液を落として30分以上経っているが、
腹痛は軽減しない。
吐き気も治まらない。
虫垂炎が疑われるとの医師の見解に、
造影剤使用での腹部CT撮影を行いたいとの話があった。
頭のどこかで、単なるウイルス性の胃腸炎であれば…
そう願っていただけに、その思いが優先して、
そこまでやる必要性があるのか迷い、
今までの経緯と症状をもう少し細かく医師から説明を受けた。
そして、そうしている間も、本人の腹痛と嘔吐は治まらず、
触診で、右側を医師が触れると、泣いて痛いと叫んでいる。
もう、ウイルス性腸炎の域ではないのだ。
だから、造影剤使用を拒み様子をみようという私の判断は
後で後悔を生むと判断した。
造影剤は、腕からの注入で本人にそれ程の苦痛は与えないという事だったので、
CTをお願いした。
CT撮影を終え、
待つ事10分くらいだっただろうか?
フィルムが急現され医師の診断となった。
間違いなく虫垂炎を起こしていると。
CTの所々に見られる白い影から、
糞石があるかもしれない。
それは、外部からの打破などはできないのですか?
と、あり得ないだろうと思いながら、僅かな期待をしながら、
無駄な質問をする私。
女医さんが、虫垂炎は外科的手術しかないですと
予想どおりの答えが返ってきた。
私が、こんな会話をしている間も、
長男は腹部の激痛と戦っている。
「診断がついたので、今日OPEとなります。
よろしいですか?」
今日なんだ。
迷っている場合じゃないんだ。
放置する事で腹膜炎を合併する可能性もある。
緊急OPEをする事となった。
そして、病室に運ばれ
OPEの準備を待った。
その間、長男は、診断がついたので、
痛み止めの坐薬を挿入してもらい、
軽い眠りに就いていた。
このまま痛みが治まり、OPEなんかせずに、
この寝顔が、ずーっと続けばいいのにな。
な~んて考えてしまった。
でも、現実は当然違った。
予定どおり
15:50にお迎えが来て、
5FのOPE室へと車椅子に乗った長男が姿を消した。
無事に終わりますように…
そう考えながら、涙が次から次へと溢れてきた。
ばかだよね。
虫垂炎の手術なんて、
手術のうちに入らないよって、人様からは言われそうですが、
親としたら、どんな小さなOPEであろうと、
わが子にメスが入るなんて想像出来ない。
想像したくない。
手術は全身麻酔で行われた。
そして、私は、手術中に速攻一旦帰宅し、
必要なものを揃え、再び病院へ着いたのが
17:00丁度だった。
私が、一旦外出中も待合室で待っていてくれた私の母が
「手術、無事終わったよ。」と報告してくれた。
虫垂炎以外は、腸内に悪いところはなく、
手術自体は、直ぐに終わったとの事だった。
そして、摘出した虫垂を見せてもらった。
所々、炎症を起こしていた虫垂。
医師から、
「この炎症であれば、本人、きっと大分痛かったでしょうねぇ~。」
と告げられ
その言葉を聞いて
また ドッと涙が溢れてきた。
痛い思いさせちゃったんだね。
ごめんね。ごめんね。
よく頑張ったね。
そらから、縫合をし、麻酔が少し覚めた頃
18:30過ぎ長男は病室に戻ってきた。
麻酔が半分覚めた状態で…
無事手術は終わった。
ホッと胸を撫で下ろす。
記録 手術後は また後日。
皆様、ご心配なく、
長男は、今日は自立歩行も可能となりました。
私の気持ちも、少し穏やかになりました。