町田の昔話*びっくりなご縁☆ | 幸せ語り ~中里貴子の朗読日記~

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朗読家で、元群馬テレビアナウンサーの中里貴子の朗読公演や、日々の徒然を連ねていきます

いつもご覧頂きありがとうございます。


さて、町田市仏教会様の

「花まつりの集い」では、

町田の昔話も読ませていただきました。



たくさんある言い伝えの中から

選ぶのは、

なかなか難しいです。


まず、会のご担当である僧侶のS様に、

町田で有名なものをお尋ねしましたところ、

方々へ聞いてくださって、

市内の東雲寺様から、

「町田の民話と伝承」2冊お借りし、

郵送してくださいました。



キツネや大蛇

悲しい男女の愛の話

不思議な修行僧の話 

などなど…


「よだか」を読むので、

動物でない方が良いなぁー


あまり悲しいのも、相応しくないなぁー


そんな時、

いつもお世話になっている

木山さん(朗読仲間で声楽家)から

「目無し不動」という昔話を

紹介されました。



それが、

原嶋一家処刑場の跡に

お不動様が建立されたお話し

えー‼️処刑場⁉️

何だか怖いあせるあせる


ところがネットで調べましたら、

この原嶋源右衛門さん、

村人のために尽力した名主でした。


八代将軍・徳川吉宗の時代、

享保の改革で、

米を収穫するため

土地の改良が推し進められました。



原嶋源右衛門さんの村では、

隣の長津田村と境をめぐって

争いが起きましたが

名主として相談の場を設け、

地境を決めました!



ところが、

幕府の役人としては、

勝手に決めたとして、気に入らない。


一家全員、処刑してしまったのです。


そこで、源右衛門さんの霊を慰めるため

村人がお不動様を建立したのです。


寄進者の名前は

東雲寺・八代住職・考山大和尚の

筆によるものです。


本をお貸しくださった東雲寺様ですキラキラ

ご縁です‼️


しかも、慰霊碑が建っているのは、

原嶋源右衛門の屋敷跡

現在・中里邸キラキラ


凄いご縁ですハートのバルーン


もうびっくり飛び出すハート


私が、どの話にしようか悩んでいたので

お釈迦様のお導きとしか言いようがありません。


私自身がまとめて 

『村人を救った源右衛門と目無し不動』

と題して読むことに致しました。


お力添え頂いた方々にも

朗読して紹介することで、

ご恩返しもできました桜


因みに、

東雲寺様には、

白鳳時代・七世紀後半に作られた

誕生仏があり、

関東以北では、最古のものだそうです。


なぜ、目無し不動になったかと

言いますと、

小高い丘の上にある

お不動様の目が光るので、

通りを行き交う馬が怖がって

暴れるので、 

くり抜いてしまった!

ということです〜





フルート奏者の大澤敦子さんとラブラブ