「手話の愉快な世界」に参加しました | ともに育ち、生きるまちへ~水谷たかこ(小金井市議会議員)blog

ともに育ち、生きるまちへ~水谷たかこ(小金井市議会議員)blog

「孤育て」がつらかった経験から、子育て支援のNPO活動を開始。子育て支援ネットワークと情報サイトの編集長、親の介護や成年後見の仕事を経て、多様な市民が地域で支え合うコミュニティの実現を模索中。2019年12月より小金井市議会議員(現在2期目)

12月15日日曜日14〜16時@小金井 宮地楽器ホール スペースN
手話イベントin 小金井「手話の愉快な世界」に参加しました。


今回の選挙で、選挙運動も残すところあと2日となった金曜日の朝に、「街頭演説に手話通訳をつけ、ろう者にも演説を聞く機会を確保してほしい」というメールを小金井市聴覚障害者協会の会長様からいただきました。これまで、手話通訳を必要とされる方への配慮ができていなかったことを反省し、翌日、最後の街頭演説だけでも通訳の方をお願いしたい、とご連絡して、急なお願いにもかかわらず、通訳の方に来ていただくことができました。
そのご縁で、このイベントに参加させていただきました。

会場に着くと、次女の同級生ママ友だちのKさんが笑顔で迎えてくださり、会長さん、副会長さんにご紹介していただきました。街頭演説に通訳に来てくださった方にもお会いすることができて、改めて、通訳のお礼を申し上げることができました。


会場の入口に大きく掲示されていた「デフリンピック」について、初めて知りました。

デフリンピックとは
(以下、一般財団法人全日本ろうあ連盟スポーツ委員会のHPより引用)

身体障害者のオリンピック「パラリンピック」に対し「デフリンピック(Deaflympics)」は、ろう者のオリンピックとして、夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアで初めて開催されています。障害当事者であるろう者自身が運営する、ろう者のための国際的なスポーツ大会であり、また参加者が国際手話によるコミュニケーションで友好を深められるところに大きな特徴があります。(引用終わり)

一般財団法人全日本ろうあ者連盟のHPはこちら

会場では、ほぼ全員の方が手話を使ってコミュニケーションをされているように見えました。私は少数者で、(もしかしたら)自分一人だけ、言葉がわからないという状況を体感しました。

冒頭でデフリンピックのご紹介があった後、講演が始まりました。

講師は、宮本一郎さん(三多摩地区ろう者団体連合会会長)でした。

手話を言語として使っている人の人数、手話を言語として認める法律や条例が必要であること、手話の表現活動のご紹介などがありました。手話を使って表現する詩のご紹介の後、自分たちで新しい言葉を表現してみようというグループワークなどもありました。

終わってから、小金井市聴覚障害者協会の副会長さんから、(手話通訳さんを介して)「参加してみて、どうでしたか?」と聞かれたので、「とても豊かな表現があることに驚きました。」とお答えしました。
皆さんの会話を見ていて、「ありがとう」という手話はすぐ覚えることができたので、「ありがとう」をお伝えしました。

交流スペースでは、市内の小中学生の作品が展示されていました。

当たり前なのですが、まだまだ知らないことがたくさんあります。これからも勉強していきます。