ボイジャーというツールで世界を創りなおす(Mさんの場合) | 地球のお母さんになりたい

地球のお母さんになりたい

地球に生まれ、地球に育まれ、地球に与えられ、いまここにいる私。いっぱい包んでもらったから、私は地球のおかあさんになりたい。
みんなのお母さんになりたい。



今でないいつか、
ここでないどこか、
私でない誰か。

そんなことを求めたら、
何も見つからない。

迷子になったまま、
あっちへ行ったり、こっちへ来たり。

もしかしたら、Mさんもそのときは、
そんなふうだったかも知れない。

4、5年前、私のもとに、
一通のメールが届いた。

関西からきた
「ボイジャーを教えてほしい」というもの。

だけど、彼女ひとり。
二の足を踏んでいた私に、
今までわがままを言ったことない私の、
初めてのわがままですと、
もう一度、来てほしいという
メッセージが届いた。

それで、私は向かった。

その時の彼女は迷いの中。

彼はいないけど、誰かと付き合いたい。
結婚したい。
幸せになりたい。

人生に迷わぬツールとして、
ボイジャーを学ぶという。
だけど・・・
実際にレッスンに入ると、
あまりに考えすぎな彼女の頭に、
カードの意味は入っていかなかった。

私は、頭も、からだも、
カチカチのMさんのマッサージしつつ、
ゆっくりと一枚ずつ教えた。

そのとき、Mさんには、いろんな事情が
あったのだ。
私が、それを知ったのは、
それから何か月もしてから。

自分の人生が歩めないまま、
家族のしがらみの中で
窒息しかけていた。

独り暮らしがしたい。

ボイジャーと向き合って出てきた、
その心の声に従い、
家を出ることに。

でも、それはすんなりはいかなかった。

家族でもたれあっていたために、
Mさんにお母さんの怒りが向かう。

罪悪感でつぶれそうな彼女を励まし、
そして、お母さんと仲直りができないまま、
彼ができる。

もちろん、お母さんは大反対。
彼女もまた、彼に不安感が。

もう、自分は結婚できないかも。
幸せにはなれないかも。

どうしたらいい?
どうしたらいい?

自由ができたというのに、
自由の中で自分を縛ってしまう思い癖。

もう、みんなやめてしまえ。

彼女は、彼と別れた。

そして、次の彼ができて・・・

ボイジャーをもう一度学ぼう、
再受講の前は迷いの真っただ中。

今回もきっとだめに違いない。
きっと、反対される。条件が悪いし。

どうして、私ばかり貧乏くじ?

そんな迷いで、講座には、
彼を捨てる気持ちでやってきた。

ところが、全く反対の前向きなカードばかりを
ひいてしまう。

何で? 何で?

頭の中が?でいっぱいになりながら、
ボイジャーに励まし続けられる。
今までよくやってきた。変わるよ、変わるよ。

そして、講座の最後に3か月後の変化を
起こすため
の行動の約束をした。

混乱しつつ、決めたことを行って、
ちょうど3か月目・・・。

実家に彼を連れて行くというと、
会ってくれるという。前とは全く違う対応。
彼が来るからと食事会をすることにもなった。

歓迎してくれている・・・。

本当にやってきた3カ月後の変化。
まるで、違う世界に住んでいるみたい・・・。

Mちゃんのとまどい。
喜んでいいよ、心から喜んでいいよ。

そんな話をして、彼女が作ったのが、
最初のコラージュ。
大アルカナ6 Loversのコラージュ。

何とほほえましいことか。

一緒に作った仲間が照れるくらいの、
「ごちそう様」コラージュです。

でもね、何年も前からずっとMさんを
見守ってきた私には、
もう、感無量。

幸せになっていいよ。
幸せを受け取りなよ。
愛を受け取りなよ。
人生を味わいなよ。

人生は怖くて、不安で、とんでもなくて、
だから、30までの人生でいい、
30以降の人生なんかイメージできない、
そういってたあなたは、
毎日、毎日生きることを積み重ねながら、
不安と恐れと思い込みでいっぱいだった、
世界を変えてきたんだよ。

いっぱいいっぱい泣いて、
いっぱいいっぱい手放して、
新しい世界を創ってきたんだよ。

これからも未来を紡いでいってほしい。
今度は、彼と手に手をとって。

願いが満ちた満月の日。