さっき、突然、はたと気がついた!
知らない街に住む、何とも表現しがたい不安感。
よくよく見ると、大学で上京してきて住んだアパート。
女性ばかりだと聞いていたのに、住みはじめてすぐに男性が住んでいるのがわかった。しかも、隣の部屋だった。
日がな一日鳴っている、出口のないようなジャズのナンバー。
壊れてしまって閉まらない玄関の扉。
隣の高い塀て、日が当たらない部屋は、
住んで二年目で床が抜けた。
あのうちが嫌いだった。
あの頃の自分が嫌いだった。
それ以来、日当たりの悪い部屋に住むことはなかったけど。
知らない街に住む不安は、どこかに眠っていたんだなあ。
物件探しに今一つ気持ちが添っていかないのは、そんな気持ちが隠れていたからか。
住めば都。
わかっちゃいる、よおくわかっちゃいるんだけど。
アクセル踏んで、ブレーキも同時に踏んでいる。そんな精神状態だったんだ。
月曜日、物件を見に行く運びとなりました。全然動かなかったことが、少し動き始めました。
今、サロンのある十日市場。娘も私も、結構ここが好きってきがついたんですよ~