少しづつ冬の色が濃くなってきました。

これからは袷の着物がいいですね、生地も厚くなり暖かさも増します。

色も濃いものが増えてきます。

 

これからの季節、忘年会や新年会には重宝する袷の着物ですが、下に着る長襦袢との組み合わせも楽しめますね。

ここで袷に合わす長襦袢についてですが、「中に着るものは季節問わず」という

名言もあるように、長襦袢は季節感に囚われることなく着こなすことが出来ます。

 

ご存じのように、昨今ではお祭りの10月ごろでも汗ばむ気温が続く日も多くあります。そんな日は着物は冬物の袷、下に着る長襦袢はひとえや絽の夏物でも良いのではないかと思います。

下着は見えませんから、その日の気温や自分の体調に合わせて選んでみると良いですね。臨機応変な着こなしが楽しめるのも袷の着物の楽しみ方です。

皆様、お祭りも終わりいかがお過ごしでしょうか。

さて高井呉服店は本年創業130周年を迎えます。

このように永い期間地元で商いを続けてこられたのも、地域の皆様の

ご愛顧のお陰と感謝申し上げます。

 

さて130周年という年月の中には、戦争やオイルショックなどもありました。

コロナとウクライナ戦争の続く現代と通じる状況下でもあります。

先祖の苦労も感じながら着物文化の発展のために日々精進して参ります。

 

130周年を記念してこれから年末、来年にかけてお得なイベントなども開催を

して参りたいと思っています。

前もってブログやインスタでお知らせいたしますので、ぜひ合わせてフォローを宜しくお願い致します。

https://www.instagram.com/takaigofukuten/

 

今後とも永くご愛顧頂くためにも、SDGsの目標達成への取り組みも今後試みて参ります。その一つとして、LOVE SAIJO ポイントへの参加も始めましたので、この機会にぜひご利用ください。

今後とも高井呉服店をどうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

皆様お元気でお過ごしと存じます。

日中はまだまだ暑い日がありますが、朝晩は少しずつ秋らしい時候になってきました。

今年の夏はとても暑かったですよね、私も何度も夏バテしました。

夏場の平均気温もここ数年で一番高かったとか、、

 

今年から全国各地でもお祭りが再開している様子です。

愛媛県西条市でも毎年恒例だった西条祭りが2年間未開催となりました。

お祭り好きの方はとても残念に思われたことでしょう。

今年は2年間のストレスを充分発散してくださいね。

 

さてお祭りと言えば、以前は着物姿もちらほらと見えていました。

お嬢さんによっては振袖姿でだんじり見学、なんていう風景もありましたね、

それがなくなり、今ではダボシャツ、腰巻という祭り衣装へと変わりました。

若いお嬢さん方のダボシャツ姿もなかなか粋で、また着物と違った風景を

醸し出していますね。

 

そういえば私が学生の頃、ぴょんこ隊なんていう若い娘さんのお祭り軍団が

いらっしゃいました。皆さんどこへ行かれたのでしょうか、あまりその雄姿も観なくなりました。その方たちも今ではいいお母さんになっているのでしょうね。

代々引き継いでいく地方祭りは、日本古来の素晴らしい伝統文化の一端です。

もうすぐ赤い彼岸花の姿ももちらほら見えるようになりますね、

この時期皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて先週に引き続きお彼岸について記載させて頂きます。

お彼岸とはご先祖様を敬うということと、生きとし生ける動植物に慈愛の気持ちをもつこと。

という話しを記載させて頂きました。

 

さらにお彼岸とは大乗仏教における悟りの境地、すなわち彼岸へと至る道、

六波羅蜜、であると菩薩さまは唱えております。

 

この世にいながら悟りの境地、彼岸に至るための6つの修業とは

 

①布施・・・他人の為に惜しみなく善行をすること

②持戒・・・他人に迷惑をかけないこと

③忍辱・・・身に起こることを耐え忍ぶこと

④精進・・・誠心誠意努力を続けること

⑤禅定・・・静かな心を持ち動揺しないこと

⑥智慧・・・物事の真理を正しく見極めること

 

言い換えるとお彼岸とは、先祖供養と上の六波羅蜜の実践ということになります。

なかなかハードルが高いお彼岸の修業ですが、認知することで私も少しでも実践が出来たらと思っています。

 

皆様、秋のお彼岸が近づいてきました。

いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、お彼岸と言えば秋分の日を中日として前後三日間を指しますが、この日は仏壇のお掃除とお墓参り、先祖供養を一番に考えますが、それ以外にすることはあるのでしょうか?

 

古来日本人にとって自然や動植物は支配すべきものではなく、ともに生きる、共に生かされているような存在でした。お彼岸には先祖への感謝の気持ちを注ぐだけではなく、自然や動植物に対しても感謝と敬意の気持ちを持って接する、ということを思い出させてくれる日とも言われています。

 

私たち人間はともすれば人間が世の中心とばかりに振る舞うひともありますが、そうではなく生きとし生けるものへ慈しみの心をもつこと、そのことをお彼岸は思い出させてくれます。私も自宅に犬が2匹いますが、この日は特に可愛がってあげたいなと思います。