図書館の人集め | おっさん世代が考えること。

おっさん世代が考えること。

半世紀も生きてくると、世の中がわかった気になって、思い通りにならないと機嫌が悪くなる。いわゆるわがまま。だけど、結構、筋が通っていると思うことが多い、今日この頃を綴るブログ。

NHK ニュース シブ5時で、図書館の利用者を増やそうと、あれこれ民間のサービスを入れて、いろいろなサービスを行っているという話をやっていた。

 

ちょっとした、閉鎖空間を作って、時間つぶしをするために使ったり(例えば、飲み会に行く前の待ち時間をつぶすとか)、ボードゲームやったり、本探しをゲーム感覚でしながらの婚活をするとか、飲食場所を併設して、貸し出し前の本をビールを飲みながら読めるとか、、、

 

とりあえず、コミュニティスペースとしての役割を追求する方向で、人を集めるという方向で進んでいる。

 

これは、図書館の持っている機能的な価値構造の転換なので、社会的に拡散すれば、イノベーションということが言える。

本来、図書館の持っている価値構造は、

1. ひとところに本が集まっていているということ

2. ある期間、本を借りることができるということ

今もひと昔も、

3. 学生の勉強部屋となるということ

 

デジタル情報革命前においては、紙情報が主要な情報伝達手段であった。そして、情報を蓄積する手段でもあった。すなわち、1.の機能を持つことによって、情報へのアクセスを楽にするというのが、図書館の、主要な価値を構成していると思われる。本の貸し出しとか、学生の勉強部屋とかは、2次的な価値でしかない。

 

人類が蓄積した情報の多くを備え、多くの人へ、楽な情報へのアクセスを提供するという、本来の図書館の第1義的な機能を強化しようと思うのであれば、人類のあらゆるデータを蓄積し、それを、自由にアクセスできるようにするという、Googleのやろうとしていることになる。

現状の、市場貨幣経済の体制の下では、ビジネス化しなければ、継続できないので、Googleの広告モデルのようなビジネスモデルの開発が必要で、

 

今の図書館の改革状況を見ると、本来の役割はGoogleに任せて、地域社会のコミュニティセンターの役割を担おうとしているように見える。

つまり、江戸時代に寺が持っていた役割を担うことになるのだろう。

坊さんにいろいろ相談するという、昔の寺の役割を考えると、士業とのつながりを持ちながら、深刻度の低い相談場所としての役割を果たすことで、地域の人々の接着剤となるのかもしれない。