NHK ニュース シブ5時で、図書館の利用者を増やそうと、あれこれ民間のサービスを入れて、いろいろなサービスを行っているという話をやっていた。
ちょっとした、閉鎖空間を作って、時間つぶしをするために使ったり(例えば、飲み会に行く前の待ち時間をつぶすとか)、ボードゲームやったり、本探しをゲーム感覚でしながらの婚活をするとか、飲食場所を併設して、貸し出し前の本をビールを飲みながら読めるとか、、、
とりあえず、コミュニティスペースとしての役割を追求する方向で、人を集めるという方向で進んでいる。
これは、図書館の持っている機能的な価値構造の転換なので、社会的に拡散すれば、イノベーションということが言える。
本来、図書館の持っている価値構造は、
1. ひとところに本が集まっていているということ
2. ある期間、本を借りることができるということ
今もひと昔も、
3. 学生の勉強部屋となるということ
デジタル情報革命前においては、紙情報が主要な情報伝達手段であった。そして、情報を蓄積する手段でもあった。すなわち、1.の機能を持つことによって、情報へのアクセスを楽にするというのが、図書館の、主要な価値を構成していると思われる。本の貸し出しとか、学生の勉強部屋とかは、2次的な価値でしかない。
人類が蓄積した情報の多くを備え、多くの人へ、楽な情報へのアクセスを提供するという、本来の図書館の第1義的な機能を強化しようと思うのであれば、人類のあらゆるデータを蓄積し、それを、自由にアクセスできるようにするという、Googleのやろうとしていることになる。
現状の、市場貨幣経済の体制の下では、ビジネス化しなければ、継続できないので、Googleの広告モデルのようなビジネスモデルの開発が必要で、
今の図書館の改革状況を見ると、本来の役割はGoogleに任せて、地域社会のコミュニティセンターの役割を担おうとしているように見える。
つまり、江戸時代に寺が持っていた役割を担うことになるのだろう。
坊さんにいろいろ相談するという、昔の寺の役割を考えると、士業とのつながりを持ちながら、深刻度の低い相談場所としての役割を果たすことで、地域の人々の接着剤となるのかもしれない。