父が永眠致しました
しばらくブログをお休みしておりました。
一昨日、4月16日に私の父が永眠致しました。62年の人生でした。
2年前に膵臓がんを患い、闘病を続けていました。
容態が急変し永眠する一週間前まで自宅で過ごしました。
家族を大切にする心の優しい父でした。
男としての尊厳を重んじて、決して人のことを悪く言わず、クリエィティブが大好きで、「やってみましょうか」といつでも前向きに挑戦を続ける父でした。
父はこれまでの日々、私がかねてからお付き合いしていた女性と挙げる予定だった5月の結婚式を楽しみにし、頑張ってくれていました。
プレゼントしたタキシードを嬉しそうに眺めてくれていました。
私たちは、4月13日、入籍をしました。
その頃には、父は殆ど夢の中に居るようでコミュニケーションはとれなかったはずなのに、本人の前で入籍した事を伝えるとしっかりと「おめでとう」と言ってくれました。
そして、もう一つ父が楽しみにしていてくれた集合写真について聞くと「行きます」と答えました。
その日の夕方、親族集合写真を撮りました。
父はタキシード、僕もタキシード。花嫁はウエディングドレス。そして両家の家族が集まりました。
父は、目を大きく見開いて光景を眺めていました
父が皆の心の距離を一気に縮めてくれました。
それから三日三晩家族皆で過ごし、4月16日の天気の良いお昼前に、皆に見守られながら静かに眠りました。
LINEの家族のページではいつも母や僕達兄弟にメッセージや写真を送ってくれた父。
「親バカ通信」という名で親友達に、子供達の活躍を自慢していた父。
最後の数日間、家族全員で過ごした時に、皆の感謝の気持ちと声が父にちゃんと伝わっていたらいいな。
父の好きな言葉は「人生塞翁が馬」でした。
「人生どんな事が起こるか分からないし、ひょんなことで今やっている事がチャンスに変わるかもしれない。だからとにかくやってみましょう。ピンチはチャンス」。
そして、もうひとつ。
「 If you can do it now, you do it !! (Why don't you do it)」
~明日、明日と思う心の仇ザクラ
夜半に嵐の吹かぬ事也~
できる事は、できる事範囲内で先延ばしせずに、実行あるのみ!いつかできなくなっちゃう時に出会う事もあるから!
大好きでしょうがない父に会えなくなったのは寂しいけれど、天国でも親バカ通信をしてもらえるように家族仲良く、ユーモアを持って過ごしていこうと思います。
皆様に、父の冥福を祈って頂けましたら幸いです。
TAKAHIRO 上野隆博