そうなんです!!
とてもよい天気。
青空に、入道幾つか浮かぶ夏日です。
気温も35度近くで海にでも行きたい気分でした。
今日は、ダンスが夕方からなので、午後イチはお洗濯。
いつものように、コインランドリーに行って洗濯機をまわします。
洗いあがるまで30分!! いったん帰宅です。
さえている僕は閃きました!!
「そうだ、屋上に行こう♪」
ドアを開けると、壮大な景色が広がっていました!
僕の家は4階建てなのですが、周り一帯高い建物がまったくありません。
だから、360度のパノラマが広がっています!!
「おお~!最高の夏真っ盛り♪」
坂本九の「上を向いて歩こう」を聴きながら、景色を味わいつつストレッチ^-^
こんな、最高の場所が我が家の上にあったなんて!!
灯台元暮らしとはまさにこのこと!!
10分程楽しみました☆
「さぁ、家でコーラでも飲んで洗濯物を取りに行こう~」
「ん?」
「ん?」
「えっ?・・・・・・」
ドアが開かない。
まさかの自動ロック。
汗だくだったのに、一瞬南極の風が身体を吹き抜けました。
「しかしながら、まぁ何とかなるだろう」
僕の住むアパートは、5棟くらい同じ建物が繋がっている構造をしています。
なので、扉も5つある!!
5つの中で1つくらい開くだろう!!
うん・・・開かない。
開かないよ。
それなら、誰かが僕みたいに扉から出てきたりしないかな?
待つこと30分以上。
おぉ・・・待チ人コズ。
来たのはハトだけですよ。
こうなったら、実力行使。 映画のように自分で鍵を開錠してみせよう!!
しかも、運よく長い針金を発見!!(屋上に付けたアンテナの電線の余り)
007に挑戦。
やっぱり・・・無理だ。。。。15分で諦めました。
1時間以上が経って、気力を失ってへたれ込む・・・
太陽が眩しい、暑い。
水がほしい。
日陰がほしい。
まさか、まさか・・・
ニューヨークで遭難するなんて。
こうなったら最後の手段だ。
恥を忍んで助けを求めるしか道は無し。
屋上の縁から身を乗り出し、我が家の入り口に人が来るのを待つ。
待つこと、10分・・・
現れたのは一人のペンキ師!!
車から沢山のペンキ缶を、アパートの中に運び出しました。
「ええぃ、ままよ!!」
勇気を振り絞って
「HEY、エクスキューズミー!!」
・・・反応無し。
もう一度、声を大きくして
「HEI、MR. LOOK UP PLEASE!!」
・・・無反応。
なぜだ!!!!!
彼には聞こえていないのか。
あぁぁぁ、彼が行ってしまう!!!!
「HELP、ME!!!! HELP ME!!!」
ついに彼が反応してくれた!!
僕:「The rooftops door closed. I can't open from my side. Could you come to 4th froor them open the door please?」
彼:「?? sorry No english.」
英語がわからない人だった!
あぁぁぁ、行ってしまう!!
「HELP」「HELP」「HELP ME」!!
「HELP」「HELP」を連呼しながら、必死にジェスチャ-で今の状況を伝える。
この機会を逃したら、次に反応してくれる人は明日まで来ないかもしれない。
しばらくすると、彼は建物の中に消えて・・・
ドアが静かに開いた。
こうして、1時間半の小さい遭難劇は幕を閉じた。
こわかった。
お礼に、彼と共に飲んだ「コーラ」が美味しかったです^-^