次の問題を検討してみましょう。
第1問
問題文の解釈作業の課題を答えよ。
第2問
問題本文から根拠を探す作業における課題を答えよ。
第3問
解答作成作業間の引き継ぎの課題を答えよ。
【状況】
探していた根拠の対応づけで失敗することが多い。
根拠の対応づけで失敗していることは明らかです。
ただ、
この一文から、3つの解答の根拠を読み取ることが求められているので、
そちらは少し、
考える必要があります。
3つの問題の構成は以下のように読み取れます。
①問題文の解釈 → ②問題本文で根拠を探す
③引き継ぎ
3つすべてに課題(余地)がある前提で解釈することになります。
①問題文の解釈
まったく解釈ができていないなら、
対応づけの失敗ではなくなります。
よって、
・具体化する
・制約を明確化する
といったことが課題の候補になります。
②問題本文で根拠を探す。
①③と独立した課題があることになりますから、
探すものが具体的かつ正確に引き継ぎが行われたにもかかわらず、あてはまらない記述を根拠と判断してしまっていることになります。
よって、
・根拠の特定作業品質の向上
・確認作業を含むあてはめ作業品質の向上
といったことが候補になります。
③解答作成作業間の引き継ぎ
対象となる作業は、
①②から、
問題文の解釈作業と問題本文で根拠を探す作業であり、
この間の引き継ぎ品質の向上が候補になります。
ほとんどの受験者には、
上記課題があるでしょう。
①から③のどれが最大の課題ですか?