気づきにくいミスもある
計算過程も含めた解答を要求している問題の解答欄にこんな内容が書いてあったとします。1,771.428・・・は正しい場合,ミスはなかったということになるでしょうか?答えは,「場合による。」もし,自分が問題(最終的に算出するものの算出方法)を正確に理解していることを伝える位置付けとして解答欄を使用するという方針であり,それを実践す る知識・技能を持っているのであれば,完全なミスです。解答欄の先頭に↓ これを書くことをミスした。求める企業価値=FCF÷WACCそのせいで,もし,分子,分母の少なくとも一方が違っていた場合,解答も違い、採点者には何をしているのか伝わりません。というより,「伝えようという気がない」ことが伝わるでしょう。解答欄を計算メモ欄と勘違いしている受験者と位置付けられます。この手のミスが改善されない理由の一つは,数値(結果)の正しさと無関係だからです。結果が正しいと,「過程に書くべきことを書いたのか?」「その途中で確認処理を行ったのか?」という注意は払われません(一般には)。結果が正しくない時は,「どこで間違えた?」と,算出処理上のエラーだけに焦点が当たるので,過程に書くべきことを書いたかどうかは気にしない。過程を重視しない姿勢だと,処理の計画を重視しないので,結果は安定しません。「過程こそ答えである」この方針で取り組みましょう。