「10回受けたらそのうち何回合格しそうか?」
この問いに答えるために、
どんなことを考えたでしょう?
まず、
合格と不合格のどちらに焦点を当てる?
合格確率が半分以上というイメージであれば、
おそらく“不合格になるケース“を考えるでしょう。
仮に「7回合格」だとしたら、
3回不合格。
「3回の不合格ってどんな場合だ?」
不合格になるのは、以下の場合です。
・4つのうち少なくともどれか1つが4割未満になる。
・4つすべて4割以上だけど平均が6割未満になる。
具体化すると、
・事例1が4割未満
・事例2が4割未満
・事例3が4割未満
・事例4が4割未満
・4つの平均が6割未満(どれもパッとしない)
の5つです。
3回不合格ということは、
この5つのうち3つということになります。
「2つは起きない」と想定していることになります。
どの2つ?
4つともパッとしないことは排除できない?
事例4もあり得る?
すると、
事例1から3のうちの2つが起きない?
事例1と2は起きないか?
どうだろう?
・・・・・
問うことは、
別の問いを生み出し、
理解を深めるための手段でもあります。
理解を深めるのに必要なのは、
答えではなく、
適切な問いです。