2次試験問題は、

問題文の解釈

 ↓

根拠の対応づけ

 ↓

解答編集

 

事例4の算出処理を伴う問題は、

問題の理解

 ↓

処理の計画

 ↓

処理の実行

 

というステップになります。

 

どのステップも重要です。

構造的には、

真ん中の「根拠の対応づけ」「処理の計画」の作業負荷が大きくなります。

最初のステップは次に渡すだけ、

最後のステップは前のステップから受け取るだけなのに比べ、

真ん中の処理には、

最初のステップから情報を受け取り、

最後のステップに情報を渡す処理が必要になります。

 

何の工夫もしないとどうなるか?

 

負荷が大きい上に、

制限時間がありますから、

作業品質が低下します。

結果、

中途半端なかたちで、

最終工程の「編集」あるいは「計算処理」に渡します。

 

最終工程はどうなるか?

 

大変なことになります。

 

何をどう解答していいのかはっきりしない・・・

何をどういう順に算出していけばいいのかはっきりしない・・・

という状態で、

何とかしないといけないわけですから。

 

この状況が想定できれば、

最初ステップにおいて、

次のステップの負荷を減らす工夫をします。

たとえば、

解答の組み立てイメージと着眼点をメモして渡す。

 

前回、上司から指示(依頼)を受けた場合の対応をとり上げました。

 

「指示に従って作業に着手した時、

 どういう事態になるか想定する。」

 

これを実践すれば、

指示を受けた時点で質問するでしょう。

これによって、

その後の作業を適切なものにする確率を高めるだけでなく

余計な負荷を減らすことができます。

 

問題を見た時、

「こたえは何か?」ではなく、

「こたえを作る作業はどうなるか?」を想定することを徹底できれば、

この試験の合格確率は高まります。

 

同じことを仕事の場面でも実践すれば、

仕事の精度も上がります。