2次試験問題では、
よく事例企業の強みや弱みを診断します。
強みは今後に活かす
弱みはなんとかする
そういった助言をするためですが、
どうして事例企業の経営者は、
自分の企業の強み、弱みを知らないのでしょう?
知っているなら、
診断してもらう必要はありません。
そもそも
企業には必ず強みと弱みがあるのか?
「ある」という前提で捉えれば、
見つからないことはない、ということでしょうか?
経営者は自社の強みとか弱みに関心を持っていない。
あるいは、
そのような観点は持っていない、
と考えることもできますし、
そのほうが自然な感じがします。
自分の親戚も含め、
中小企業企業の経営者を何人か知っていますが、
強み・弱みなどという話が出てきたことはありません。
事例Ⅰのセオリーでいくと、
強みは強化し続けていないと維持できないことになっています。
ということは、
現在強みが存在するのであれば、
これまでその強みを強化し続けてきたことになります。
それでも何が強みかは知らない?
かなり不自然な前提というか設定です。
これといった強みなどない企業がたくさんあるでしょう。
そういった企業を診断・助言する事例が
そのうち出題されるかもしれません。