【状況設定】
事例Ⅳの第1問を処理しています。
経営指標の1つは売上高総利益率にすることにしました。
【問い】
この指標値の解答で失点する可能性はどれくらいか?
どうでしょう?
気持ちよく“ゼロ“と答えたいですが、
可能性ですからゼロはないですね。
問い方を変えてみます。
【問い】
この指標値の解答で失点する可能性はどれくらいか?
次のそれぞれについて答えよ。
・売上高を読みまちがって失点する
・売上高あるいは総利益に同業他社のものを使用して失点する
・売上高あるいは総利益を使うべきところに売上原価を使い失点する
・総利益を使うところを営業利益や経常利益を使い失点する
・使用する数値を読み誤り失点する
・電卓への入力を間違えて失点する
・電卓に表示された数値を読み誤り失点する
・解答欄に記入する際に書き誤り失点する
・不適切な単位にしてしまい失点する
・端数処理の指示を外し失点する
今度はどうでしょう?
これらすべてについても
“ゼロ“とは言い切れませんね。
(しかも他にもあります)
すべて積み上げると、
一つ目の問いの数値より大きくなるでしょう。
(おそらく)
前回、
「自分もよくわからない」という話をしましたが、
「わからないからほっといてよい」ということではなく、
よくわかっていないので、
わかるところはわかろうとするアプローチは必要です。
「どうしてエラーを犯すのか?」は自分に尋ねてもわかりませんが、
「どんなエラーを犯す可能性があるのか?」はある程度わかりますし、検討しておく価値が十分あります。
知る(認識する)ことで対応(助言)が可能ですから。
エラーを犯す自分を前提にすれば、
それを発見して修正して失点しない手順を実践する対応になるはずです。
自分のことで驚くことがたくさんあるはずです。
(よく知らないわけですから)