「事務的に採点する。」

 

どんな印象をもちますか?

 

事務的?

感情を伴わない(思いやり、思い入れを排除)する。

あらかじめ決めた基準に従う。

血も涙もない・・・

 

“採点者“という人が採点するにしても、

機械(マシン)が採点するような印象。

 

どちらかといえば、

いい印象ではないですかね。

 

でも、

 

感情的に採点する。

思いやりを持って採点する。

融通を利かせて採点する。

・・・・・・

ということになると、

フェアな感じがしなくなり、

これはこれでまずい。

というかもっとまずい。

 

試験における採点は、

正確、公平に採点することが要件になりますが、

“事務的“でよいわけです。

 

“事務的“のもつマイナスの印象は、

基準の設定と運用の方にある。

 

たとえば、

経営指標の算出において、

指標の種類はどこまで許容するのか?

指標の名称(表現)はどこまで許容するのか?

端数処理の指示や単位の明記をどこまで許容するのか?

といったことは、

基準のきめの細かさと調整の問題であって、

感情は関係ない。

 

試験対策においては、

演習に限らず、

自分でやったことを自分で評価することが求められます。

何しろ自分がやったことですから、

感情が伴います。

 

感情を完全に排除することはできませんし、

その必要もありませんが、

「感情が伴っている」ということは考慮する必要があります。

 

事務的に行う=正確かつ無駄なく行う

 

事務的に行うことは悪いことじゃないし、

奥が深いです。