助言について数回取り上げてきました。
結局のところ、
助言は、
「やればできる」
を前提としていることになります。
具体的に言えば、
「やることはできるし、やれば実現できる」
という2つの“できる“が含まれています。
あとは、
「やるのか?」
そして、
「実現するのか?」
という興味になります。
興味がわけば、
見てみよう、確認してみよう、
という気になります。
前回説明したように、
試験(事例)問題では、
「やる」し、「実現する」が約束事です。
しかし、
試験対策において、
自分が自分に行う助言には、
そのような約束はありません。
やらないかもしれないし、
助言とは違うことをやるかもしれないし、
仮にその通りにやっても、
実現しないかもしれない。
頼りにならないような印象があるかもしれませんが、
実際のコンサルティングもそうです。
こちらの方が当たり前であって、
試験の約束事の方が異常です。
やる・やらないにしても、
実現する・しないにしても、
偶然を含む様々なことが影響します。
決して自分の意志とかそんなものだけでは決まらない。
だから、
楽しい。
助言するには、
分析が必要です。
分析には、
状況の把握が必要です。
状況の把握は、
観察に依存します。
そして、
観察の品質は、
興味の持ち方次第です。
今日自分がやろうとしていることをやろうとするとき、
何が起きているのだろう?
何をしようとしているだろう?
どんな状態だろう?
自分はそれに対してどんな反応を示しているのだろう?
「観察する」は、
傍観ではなく、
立派なアクションです。
自分にどんな助言をしたいですか?
そのために何を観察しましょう?