2次試験は、診断・助言の事例。

よって、

すべての事例は助言が前提になっています。

 

4つの事例の中で、

それが最もわかりやすいのが事例2です。

 

第1問でマーケティング環境分析(診断)

第2問以降は売上を増やすためのマーケ策提案(助言)

 

マーケティング環境分析は、

外部と内部に分けて分析します。

 

SWOT分析なら、

マーケ策(助言)との関係は、

<SWOT分析>

S・・・マーケ策に生かす

W・・・マーケ策で解消する

O・・・マーケ策に生かす

T・・・マーケ策で影響を抑える・回避する

となります。

 

繰り返しになりますが、

このような分析(診断)を行うのは、

“助言“のためです。

 

S(強み)は“よい“

W(弱み)は“悪い“だめ“

といった評価をするためではありません。

まして、

O(機会)は喜び、

T(脅威)には文句を言う、

ためでもありません。

 

演習は、

「診断・助言のツールである」という話をしましたが、

「よかった」

「ダメだった」

「やさしかった」

「何だこの問題!」

といった反応は、

助言のための診断でないことは明らかです。

 

何の助言にもつながりません。

 

せっかく貴重な時間と労力をかけても

有効な助言につながらないなら、

とても残念なことになります。

 

演習(診断)を受けて、

必要であれば、

その結果助言するのではなく、

 

助言する為に演習(診断)する。

成果は助言内容の方です。