診断士の講師を長いことやっています。

講師は何をしているのか?

 

捉え方はさまざまあると思いますが、

自分が考えるには、

“助言“です。

 

受験指導でもないし、

教育でもない。

 

受験したい方が、

自身のニーズを満たすために

助言を求めるなら、

それに応じる。

 

コンサルもそうですが、

飛び込みの営業などありません。

(本来は)。

 

「経営戦略いりませんか?いいのありますけど」

「売上増える方法ありますが、いかがです?」

と同様、

「誰でも一発で合格するやり方教えます」

 

みたいなのは構図的におかしいだけでなく、

胡散臭いわけです。

 

誰でも必要としているわけではないし、

仮に必要としている人がいたら、

それは、

誰でもうまくいく方法ではない。

 

ということもあり、

この場も「講師みよし」ではなく「コーチみよし」なわけです。

 

ニーズが先にある。

 

この点が明確になっていないと、

助言はうまく機能しません。

というより、

成り立ちません。

 

助言しているつもりでも、

意見の押し売り、

熱血指導、

みたいなことになってしまう。

 

受講しているみなさんには、

ぜひ、

自分のニーズを大切にするようにしてほしいと思います。

それには、

まず、

「注意を払う」ことです。

 

たとえば、

演習後、

自分の出来に「がっかり」したとしたら、

それは何のニーズが満たされなかったからなのか?

「イラッと」したとしたら、

それは何のニーズを満たしていないからなのか?

 

演習を含め、

やっていることに「つまらない」態度をとっているとしたら、

それは何のニーズを満たしていないからなのか?

 

ニーズを満たした状態が望ましい状態だとしたら、

感情、表情、気分、態度は、

ニーズを満たしているかどうか、

(ギャップの存在)

を知らせてくれるアラームです。

 

自分のニーズにアテンションプリーズ!